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「ゴールデンカムイ」(2018年秋作品)第19話 感想 [アニメ/特撮]

原作:野田サトル、監督:難波日登志、シリーズ構成:高木登、制作:ジェノスタジオ。

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19. カムイホプニレ

谷垣の一行と合流後、杉元たちは近くにあるアイヌコタン(村)に立ち寄る。谷垣からフチのことを聞かされ、その身を案じるアシリパ。彼女を気遣い、杉元は一度故郷に帰ってはどうかと提案する。だが、強い覚悟でこの旅に臨んでいるアシリパにとって、もはや引き返すという選択肢はなかった。

自分の未来のために前に進もうとする彼女の決意を受け止めた杉元たちは、のっぺら坊のいる網走監獄に向けて再び出発する。

そのころ白石を逃がしてしまった鯉登は鶴見中尉と懇談していた。鶴見は失望したとしながら鯉登を自分と一緒に刺青人皮狩りに加わるよう告げた。感に入った鯉登は、その場には尾形もいたと話した。

その尾形は、元第七師団長花沢幸次郎の妾の子であった。しかし本妻に子ができると妻子ともども捨てられた。尾形の母は発狂した。彼は母を毒殺した。そして鶴見中尉の命ずるまま父である花沢幸次郎を刺し、本妻の子を203高地で殺したのは自分だと告白した。その心情の奥底には、いつか父が母と自分にな鮭をかけるのではとの期待があったが、それは最後まで裏切られた。

鶴見は尾形に機会を与えた恩人ではあったが、何事にも醒めた尾形には、鶴見が人たらしに見えた。

<雑感>

初見時の感想は意味が分からず気狂いについて書いてあったので、全削除した。まだ原作を読んでいなかったので尾形がただの気狂いに見えたのだ。連載終了後、アニメ化されたところまでは読んだ。3期は視聴していないのでその先はわからない。

前半は祖母と娘の話。祖母ではあるがアシリパの母は早く死んでいるので、祖母のフチが育ての親だ。アイヌの風習や考え方と同時に、家族の愛と自立しようともがく孫娘の決意を描いている。

後半は、鯉登と尾形の対比。鯉登の父親は大日本帝国海軍大湊要港部司令官鯉登平二少将で、いいところのボンボン。性格が素直で鶴見の人たらしにやられてしまっている。一方の尾形も元第七師団長花沢幸次郎の子供。こちらは妾で、母親は浅草の芸者。子がなかった父に愛されて育ったが、本妻に子ができると捨てられた。

親の愛情に接して育った子と、愛情どころか一顧だにされず頼りの母も発狂している家で育った子の明確な対比関係になっている。親の愛情が足らなかった子はやはり素直さを持ちづらい。明暗をかっきり際立たせている。初見時は鯉登と尾形の親のことをしっかり理解していなかった。劇中で説明はされているけれども。











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「ゴールデンカムイ」(2018年秋作品)第18話 感想 [アニメ/特撮]

原作:野田サトル、監督:難波日登志、シリーズ構成:高木登、制作:ジェノスタジオ。

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18. 阿仁根っ子

杉元たちが大雪山を下山している頃、谷垣の一行はとある町で電報を受け取る。フチが死装束を用意していると知り、アシリパを連れ帰る役目をあらためて心に刻む谷垣。そのとき、彼の脳裏に役目を欲していた過去の自分がよぎり、鶴見中尉に身の上を語った夜の記憶が蘇る。

マタギだった頃の谷垣には、賢吉という同じマタギの親友がいた。妹のフミが彼のもとに嫁ぎ、そのことを喜ぶ谷垣。だが、その幸せは唐突な終わりを迎える。賢吉が家に火をつけ、フミを殺して逃げたのだ。第七師団に入隊したとの話を聞いた谷垣は、復讐のために入隊した。妹の敵を探す日々。そして旅順で特攻してくるロシア兵を身を挺して食い止めた男がいた。それが賢吉だった。

死に際の彼は、真実を語った。フミは疱瘡に罹り、家族や親類に迷惑をかけまいと自分を殺して家に火をかけ村を離れてくれと頼んだのだった。谷垣は彼を許すしかなかった。その話を聞いていた鶴見は、谷垣の恩人となった。

<雑感>初見時の感想

なんか延々と谷垣の話をやっていて、意味がわからんかったら、最後に合流した。谷垣がどっちの味方かは分かったが、刺青人皮がどういう状況になっているのかわかりにくいな。鶴見が完全に主導権を取っているのはわかる。人心掌握に優れた人間はみんな聞き上手だからな。

谷垣の話、面白かったけどどうつながってくるのかわからんから何とも感想の書きようがない。第7師団はいろいろあって鶴見じゃないと人をまとめられなかったのはわかった。

アイヌの金塊はどうせ出てこないのだろうから、アシㇼパの父ちゃんかもしれないのっぺらぼうと早く会って欲しいのだが、パターン的にはすべてが空振りする流れになってるから、のっぺらぼうはアシㇼパの父ではなく、アイヌの金塊も誰の手にも渡らないってオチになりつつある。

のっぺらぼうというからには顔が判別しにくいのだろうから、のっぺらぼうが2人いるとかそういうのかな。使える手はいくつもあるからどれを選択するかだな。

じっくりやるか、話を整理してからやるか決めたのちにアニメ化していただきたいものだ。











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「ゴールデンカムイ 第2期」(2018年秋作品)第17話 感想 [アニメ/特撮]

原作:野田サトル、監督:難波日登志、シリーズ構成:高木登、制作:ジェノスタジオ。

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17. 腹の中

第七師団の本部に潜入した杉元と犬童典獄に変装した鈴川は、淀川中佐との面会を果たす。淀川中佐の前に出世につながる手柄をちらつかせ、白石を渡すように迫る鈴川。だが、そこに鶴見中尉の命を受けた鯉登少尉が現れ、本物の犬童典獄が流暢に使いこなす薩摩弁で揺さぶりをかける。

対する鈴川も見事な受け答えで天才詐欺師の面目躍如たるところを見せるが、そこに綻びが生じた瞬間、鯉登少尉が二人に向けて拳銃の引き金を引いた。鈴川は即死。杉元は白石ごと窓の外に飛び出て尾形の援護を受けつつ飛行船を奪って逃走した。

飛行船が落ちてしまい、杉元、アシリパ、白石、尾形の4人は大雪山へ逃げ込んだ。そこでシカを撃ち体内で暖を取って天候が回復するのを待った。

<雑感>初見時の感想

捕まっていた白石を杉本らが救出。その際に鈴川が死亡。鈴川って奴の印象がまったくなくて戸惑ったわ。どこで仲間に加わってどんな活躍した奴だっけか。3派に分かれて争っているし、なんかもう出てきちゃ死ぬから誰が誰やかわからんようになってきた。2期になってからずっとこんな感じ。

殺し方に工夫があるだけって印象。さすがにこんな雑な展開で雑誌連載はやっていないはずだけどなぁ。きっとアニメは端折ってあるのだろう。

いろいろやっているが、のっぺらぼうが本当にアシㇼパの父なのか、アシㇼパの父はアイヌではなくロシアのパルチザンなのか、金塊は国内にあるのか国外に持ち出されたのか、アイヌの新世代は日本人との間でどのような人生を選択していくのかなどに興味がある。

なかでもアイヌ新世代がアイヌの生活様式を捨てていくきっかけをこの漫画でやるのなら観てみたいところだ。ウチの爺さんから聞いた話では、曾祖父の代までが半アイヌ、人生の前半がアイヌで、後半が日本人だとのことだ。爺さんは完全に日本人である。

その曾祖父がおそらくアシㇼパと歳が近い。アイヌから日本人になるとき、何があったのか描かれれば読んでみたいのだ。

曾祖父のことは幼い頃に1度会ったきりでほぼ伝わっていない。山奥に小屋を与えられて自立して生活していたことだけ知っている。祖父が本州へ呼び寄せたのだ。北海道に親戚がいるのかどうかも伝わっていない。チカパシみたいな孤児だった可能性もあるが、子供がいるのだから結婚はしていたのだろう。なにひとつ伝わっていないのだ。親戚の集まりで祖父が話をしようとすると、叔父らが「戦争中の話はするな」と遮るものだから、祖父はほぼ何も語らないままだった。

チカパシのようにアイヌの集落からはみ出た存在だった可能性はある。南樺太のアイヌと聞いていたが、それは曾祖父のさらに先祖なのだろうか。この辺りもよくわからない。アシㇼパやチカパシの世代のアイヌは、とてつもなく大きな決断をして日本人との混淆を選び、生き抜いた世代だ。

このアイヌ新世代のとき日本人化が進んだのだが、一番の問題は日本人としてどうやって食っていくかだった。頭の良かった爺さんが養子に出されたのはおそらく進学の可能性があったためで、半アイヌの両親(曾祖父夫妻)はまだ経済的に自立できるか怪しかったのだろう。

それで確実に進学させるために養子に出したはず。

現在のアイヌが日本人に侵略されて土地を奪われたなどと主張しているのはエセ部落と同じで働かずに金が欲しいだけのことであって真実ではない。アシㇼパ世代が自己を日本人化していったのだ。それは生きて、食べていくためだった。

ロシアの南下政策は江戸時代からすでにあった。兵器が近代化され、日露戦争が起こり日本が一等国の仲間入りをする中でアイヌは日本人化を決断した。あの時代にどこの近代国家にも属さず生きていけるはずがない。北海道を日本が統治しなければ、ロシアが侵略してきて統治したであろう。ロシア人との間で戦争をしてきたアイヌは、日本人化を選択した。

アイヌの血族を利権化している連中は、いま朝鮮人を仲間にして運動を先鋭化させている。朝鮮人なのにアイヌ利権団体がアイヌと認めればそれはアイヌで、日本人は働きもしない連中に金を払わされているのだ。やっていることがまるっきりエセ部落と一緒。北海道はバカしかいないのかと疑う。

現在のアイヌなどアイヌ利権で得た金でぬくぬく生きているから、当時の生活など絶対に出来ない。アイヌは少数派だとか主張しているが、いまほどアイヌの数が増えていることはない。なぜなら食べ物がたくさんあるからだ。当時のアイヌの生活様式のままでは数を増やせなかった。

あいつらはアイヌの生活を守ったまま単独で産業革命を起こせたとでも思っているのだろうか。本当にアイヌ団体にはクソしかない。

この漫画には少しは本当のことを書いてくれるかと期待していたが、それも怪しくなっているようだ。せめてアシㇼパという漫画のキャラだけは、当時のアイヌと日本人の間にあってアイヌの貧しさに気づき未来を決断した様を描いてくれたらと願うばかりだ。











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「ブラック・ジャック OVA」(1993年~2011年作品)第10話 感想 [アニメ/特撮]

原作:手塚治虫、監督:出崎統、キャラクターデザイン:杉野昭夫、制作:手塚プロダクション。

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カルテ10 しずむ女

豊かな漁場として知られる、三ヶ月湾。その湾へと流れ込む満月川に誘致された工場群から、不適切に管理された廃液が流れ出し、湾が汚染された。汚染されたことを知らずに人々はその湾で捕れた魚を食べ続け、そして蔓延した公害病、「三ヶ月病」。

手足の関節にさまざまな異常が起き、変形あるいは変質を起こす症状だ。政府によって医師団が結成され、リーダーのフォックス医師によってBJにもオファーがかかる。三ヶ月市―その街はある伝説で知られていた。そして市から人里離れた山にある民宿・満月館。そこで魚を売り歩く不思議な少女、月子と出会うが、彼女もまた足を「三ヶ月病」に侵されていた。

彼女を気にかけるBJ、彼に何らかの感情を抱いてしまう月子。やがて、月子とBJとの関係は深くなり、治療を試みようとするが、戸籍のない彼女には市からの救済措置がとれないことを知る。どうにかして月子を助けたいBJ。だが彼が奔走する最中にも、月子の体は「三ヶ月病」の魔の手に蝕まれていく。

BJは月子の関節を人工関節に取り換え、リハビリも手伝った。さらに、公害を垂れ流した会社と交渉して彼女が生きていくために必要な金も揃え、入院させる目途もつけさせた。ところが彼女は青真珠を取るため荒れた海に入り、死んでしまった。月子の腸からはたくさんの青真珠が見つかった。

<雑感>

これも公害の話を人魚の話と結び付けたオリジナルの脚本。OVAではピノコのことは多くは触れられないので、ピノコそっくりの少女が公害病に苦しむ描写はなく、人魚伝説と結び付けている。ピノコに似ていたから苦しむ少女に興味を持ったのに。

そういうことは無視して自分なりの作品に作り替えてしまうのが出崎統という監督だ。それで多くの傑作を読み生み出している。改変することが悪いというわけではない。

手塚独特のユーモア描写の部分を根こそぎ剥いでシリアスな作品にしたら面白くなるのではないかとのアイデアは、おそらく「ブラック・ジャック」にはつきものなのだ。しかしそれは手塚作品に通底する重要なものを失うのかもしれない。


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「ブラック・ジャック OVA」(1993年~2011年作品)第9話 感想 [アニメ/特撮]

原作:手塚治虫、監督:出崎統、キャラクターデザイン:杉野昭夫、制作:手塚プロダクション。

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カルテ9 人面瘡

銀行、車、エレクトロニクスなどを取り扱う総合商社・都築財閥。患者は現社長である都築耕一郎。幼い頃から悩まされ続け、苦しんできた病。この病気をすがる思いでBJに打ち明けた。患者の腹部には巨大な「顔のようなできもの」が出来ており、名を『人面瘡(じんめんそう)』と呼ばれる病気であった。

幼い頃に小さなできものから始まり、やがて顔のような形となり、ついには己に声で語りかけてくる始末。用意されていた設備をフルに活用し、研究に没頭するBJ。だが、深夜に都築が突然の失踪。執事の種田とピノコを連れて捜索へと向かうが、足取りは一向につかめなかった。

その頃、街ではある事件が警察を騒がせていた。同じ手口、同じ凶器で犯行を繰り返す殺人事件であるが、同一犯の犯行とは思えないただ一つの奇妙な謎が存在した。捜査にはBJとも親交の深い高杉警部もあたっていた。奇妙な事件と奇妙な病気。高杉とBJは共に頭を悩ませていた。失踪した都築のことを執事の種田から聞いたBJは、精神的なものが作用していると悟った。

雨の中一人で捜索を始めるBJ。家出少女のマリコと出会い、案内されてみるとダンボールハウスの中には一人の赤い髪の女が掌から血を流して座っていた。治療を開始しようと彼女の掌を開いた瞬間、あったのは「顔のようなできもの」であった。驚愕するBJの手を振り解き、逃亡を試みる女。

「解離性同一性障害(かいりせいどういつせいしょうがい)」、疑いつつもBJの頭によぎる。すぐさま引き返し、都築邸へと向かう。施錠された耕一郎の寝室、そして中にいたのは赤い髪の女であった。「人面瘡」と「解離性同一性障害」。これをヒントに探っていくと、都築の幼少期の記憶が関係している判明した。

都築の実の母は、父親が愛人を屋敷に迎え入れたいがために離縁されて自殺していた。そのときの母親の記憶と12歳だった幼い日の記憶が別人格となって精神の中に同居してしまったのだ。心の病が肉体に変化をもたらした。彼は父親と家督を激しく憎む心を押し殺して生きていた。

BJは執刀した。しかしメスでは心の病は治せない。続きは発狂して逮捕に押し掛けてきた警官を日本刀で襲った。警官が発砲。BJは手術をしたが、都築は死んでしまった。

<雑感>

警官に撃たれた都築は屋敷の池に落ちるのだが、BJと一緒にピノコも池に飛び込むんだよね。ピノコは泳げないからそんなことはしないのに。改変するのはいいが、基本設定は守ってほしかった。

この逸話は出崎統の趣味丸出しの改変がなされていて、細かいところはともかくかなり上手くいっている。サスペンスを盛り上げる手腕はさすがだが、出崎統っぽくないところもあって誰が中心になって作ったのかは判然としない。

比較的改変が上手くいった部類に入ると感じるのは、レジスタンス大好きな出崎統の政治主張が多く盛り込まれていないからだろう。このOVAは全体に反乱軍とか革命軍に感情移入させようとし過ぎている。ブラック・ジャックは政治とは距離を置いているのに。





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「ブラック・ジャック OVA」(1993年~2011年作品)第8話 感想 [アニメ/特撮]

原作:手塚治虫、監督:出崎統、キャラクターデザイン:杉野昭夫、制作:手塚プロダクション。

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カルテ8 緑の想い

地方の学校で寮生活を送るアンドリュー、ロレンス兄弟。アンドリューはロレンスの体を見て驚愕した。なんと、彼の体からは沢山の木の芽が吹き出していたのだ。奇妙な症状を目の当たりにしたアンドリューはBJに治療を依頼するが、その原因は全く分からずにいた。

同時に、兄弟の両親が住む村では、村の開発のために一本の大木が切り倒されようとしていた。それを頑なに阻止する一人の老人。そして、木に呼び寄せられるかのごとくロレンスとピノコが突然の失踪。アンドリューの両親の協力の下、必死の捜索の末に居場所をつかみ、すぐさまロレンスをオペ室へと運び入れた。

術着をまとい、準備を進めるBJにピノコが涙を流しながらぽつんと語りかける。なんとピノコにも木が生えてきたのだ。BJは木を調べてみたが、とっくに寿命は尽きている。何かがおかしい。しかもロレンスは手術を成功させたのにまた木が生えてきていた。ロレンスは約束を思い出したと言って走り出した。

かつて彼は木の根元で木と対話し、野生動物が蓄えていた木の実を食べろと促され、命を助けられたことがあった。そのお礼として、いつか歌を聞かせると約束していたのだった。ロレンスは木の根元に駆け寄り、美しい歌を聞かせた。すると切り倒されようとしていた大木に白い花が咲き、散り、葉を落とし、大木は瞬く間に朽ちてしまった。

ロレンスの病気は、約束を果たしていないとのロレンスの心の警告だったのだ。そして大木もまた、約束が果たされるのを待ち続け、朽ちずに残っていたのだった。

<雑感>

ベルバラみたいな改変がなされた作品だった。ボーイソプラノの少年の歌声を聞く約束を待つ老木と、約束を忘れてしまった少年の身体に起きた変化の話。

なんとなくわかってきたのだが、出崎統は心の問題にばかり焦点を当てすぎ。外科医のブラック・ジャックがいまひとつ生かされていない気がしたのはそのためであった。





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「ブラック・ジャック OVA」(1993年~2011年作品)第7話 感想 [アニメ/特撮]

原作:手塚治虫、監督:出崎統、キャラクターデザイン:杉野昭夫、制作:手塚プロダクション。

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カルテ7 白い正義

中東、アデンタール。砂漠に位置するこの村では、戦争によって受けたひどい貧困とキャンプによる生活を強いられていた。患者であるカレンを探し求め、砂漠を歩き続けるBJ。そこで一人の女と出会う。女の名はキャサリン、ボランティアで村へ向かう途中であった。

数時間が経ち、村人の中で病人が発生したためにすぐに手術をするBJ。その患者こそ、BJが探し求めていた患者、カレンであった。だが、病気による患者はカレン一人だけではなく、その難民の多くが病気にかかっていた。それらを放っておけるはずが無く、カレンをスタンフィールド教授の下へと預け、BJは難民の治療を続ける。

BJの見事な手技を目の当たりにしたスタンフィールドは役員会を開き、BJへの医師免許の発行に同意を求めた。集まった者達は皆賛成の意見を述べていたが、ひとり反対する者の姿があっら。白拍子泰彦、東西大学病院の医師であり、キャサリンの婚約者であった。

医療とは白衣に身をまとった正当な「医者」が行うことで、流れ者の「無免許医」が行なう事ではないと頑なに異議を唱える。白と黒、相対する者同士は対立した。

カレンの祖父が銃撃を受けた。BJは手術をするつもりであったが、患者を白拍子が奪った。しかし彼は危険な手術に手が震えている。それを見たBJは代わってオペを続行して患者を救った。スタンフィールドは再び役員会を開き、満場一致で医師免許の交付を決めたが、その場にBJの姿はなかった。

<雑感>

白拍子との出会いの話なのだが、これも滅茶苦茶改変してあって原形をとどめていない。もうこうなると諦観するしかないが、BJは医師免許を再交付されるならそれはそれでありがたいという立場だったはずだ。だが、肝心の会議の場に出席するより患者の命を救うことを選び、遅刻して与えられなかったのだ。

医師免許を再交付していただけるなら感謝するが、運命のいたずらでその機会は巡ってこないというのがブラック・ジャックなのに。どうにもこれはいただけない。この作品のファンもいるだろうが、個人的にはあまり好きじゃない。


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「ヤマノススメ Season 2」(2014年夏作品)第17・18話 感想 [アニメ/特撮]

原作:しろ、監督:山本裕介、キャラクターデザイン:松尾祐輔、制作:エイトビット。

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十七合目 高いところって、平気?

「たまには山以外のところで遊ぼうよ!」というひなたの提案に、武蔵丘陵森林公園にそれぞれ手作りのお弁当を持ち寄って出かけた4人。広い園内には川や色んな遊具やがあってボリューム満点。しかしこの公園に来たのはとあるひなたの思惑があったのだ。

十八合目 アルバイト、始めます!

山登りをするのも結構お金がかかることに悩むあおい。家庭教師のアルバイトをやっているひなたは、買った雨具の思い出や体験を話し、いつもの様にからかってあおいをノセることに成功。あおいはとあるアルバイトを始めることを決意する。

<雑感>

この辺りまでは視聴した記憶がある。どこで切ったのかは忘れてしまった。感想記事もなかったし。シーズン3は確認していないが、見た記憶はない。秋から始まるシーズン4を視聴するために慌てて再視聴中。夏アニメにろくなのがないことも原因。

「異世界おじさん」なんて4話で更新が止まってるし。どうなってんだ?





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話題 2022/08/16メガソーラー会社破綻相次ぐ [日記]


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福祉は原初的概念 [哲学]

かなり昔のことだが、縄文時代をさして原始共産制だとする学説とまでいかない考え方が流行った。縄文時代はみんなで働き、みんなで分け合い、互いを思いやって暮らしていたと考えられたことから、「まるで理想的な共産主義のようだ」と現代的な価値観と結びつけられた。

縄文時代は人口が少なかったので戦争がなく、平和だったとも推論された。実際は殺人なども行われていたので「それほど平和ってわけでもない」とこうした考え方は退けられたのだが、近代国家以降の社会福祉だけが福祉ではないと夢想したときに、福祉はもっと原初的な概念ではないかと思い至るべきだった。

親が子供を育てることは当たり前とされているが、これが人間が最初に受ける福祉である。「エミール」の作者ジャン=ジャック・ルソーなど自分の子供を全員孤児院に入れている。彼は当時貧しかったのだが、そもそも扶養する気がまったくなかった。それは社会の仕事だと考えたのだ。当たり前のように行われていた「親が子を養う福祉」は、フランスの似非哲学が蔓延すると同時に怪しくなっていく。

生まれた子供は次に社会という福祉の枠組みの恩恵を得る。新生児死亡率が高かった縄文時代など、男は力仕事を任せられる労働者として、女は次世代の子供を産む母として期待されていたので、無事に大きくなった子供はすぐに親の所有を離れ、集落全体を担う人間として嘱望された。お宮参りなどの風習を鑑みれば、無事に大きく育つ子供が社会でどれだけ重要な存在だったかわかろうというものだ。

社会が発展して人口が増える過程で、職業が専業化されていき、特に農民が多いわけだから、縄文時代のように子供が集落全体のものではなくなり、土地と家族と職業が子供の運命を決めるようになる。近代もしくは近世になるまで、戦争に参加する以外にその運命を覆すことは困難だった。一方で、予め職業が決まっていたり、婚姻関係で人員の不足を補う仕組みは、人間に生きる意味を与えてくれた。

一般的に、これらの家族や地域社会が与えてくれるものは、福祉だとは考えられていない。福祉は民衆が国家=権力者と戦って勝ち取るものだけが福祉だと思われている。左翼に顕著なこの考え方は、フランスの似非哲学が発祥で、説明すると長くなるのでまたの機会にするが、あいつらは、自我なるものを発見し、個人が近代以前の土着的運命論から切り離され、自由になり、自分のなりたい職業に就き、思うがままの人生を送り、幸福を感じることが開明的な人間の生き方だと考えた。

本当は都市の発達によりごく一部の才能のある人間がその恩恵にあずかれる可能性ができただけで、アントン・チェーホフの「櫻の園」に出てきた解放された小間使いが都会で餓死することが彼らが目指した自由の結果である。餓死するところまで描いていないだけなのだ。

束縛から解き放たれる「自由」と、「自由を権利にした意味」で書いた学究のために必要な「自由」はまったく違うものなのに、概念が違っていても言葉が同一であるため「首を絞めていた手を緩めたら呼吸ができた」程度のことを盛大に「近代によって得た新しい権利」だとはき違えたのだ。都市が発達し、都市部で人手不足となり、田舎で農業に従事しなくてもよくなっただけのことを、さもとんでもないものを発見したかのように思い違えただけなのである。

そうやって都市部に人口が集中し、過剰な人口が単純労働の価値を下げ、人間は「生産力不足による貧困」から「能力不足による新たな貧困」に身を落とした。左翼が求める「福祉」とは、こうした「能力不足による貧困」を補うためのもので、彼らは社会に対して慈悲を求めているわけではない。生産力は足りているのだ。足りないのは彼らの能力なのである。

まだ学生の頃、大学ではさすがに話題にならなかったが、高校生くらいまでは、日本の社会福祉の始まりは聖徳太子だと教わったものだ。社会の貧困層を救うために田畑を開墾し、それらを分け与えたことが始まりだと教わった気がする。だがそれは左翼が求める福祉ではない。

彼らはまず自分をいかなるものからも解放させようとする。それがフランスの似非哲学の基本であるからだ。家族を否定し、地域社会を否定し、国家を否定し、文化伝統を否定する。それらを土着的で時代遅れなものと見做し、自分をそれらから孤立させ、自由を得た気にさせる。そして能力不足により不足していると感じたものをすべて国家権力から奪おうとするのだ。

国家権力が采配する国家予算などというものは「みんなの財布」であって、開発に回して余剰労働力を活用した方が最終的に豊かになるのに、開発に参加して、つまり労働を通じてその恩恵にあずかろうとはまったく考えない。「能力不足による貧困」を直接補填しろと要求し、要求をのませることを勝利目標にしている。経済成長の概念を理解していない左翼はこんな調子なのだ。

福祉は本来彼らが捨てたものの中にある。口うるさい親の愛がその根幹で、労働力を地域社会で活用してほしいとの期待が個人を守ってきた。さらに次世代の命を生んで集団を維持発展させたいとの希望が、自由恋愛にあぶれた個人をおせっかいな結婚圧力という形で救済してきた。そもそも福祉は左翼が思っているようなものではなく、根源的に存在していたものなのだ。それらをことごとく破壊してきたのが左翼であり、彼らは福祉の破壊者なのである。

田舎のお屋敷で小間使いとして暮らし、大した才能もない人間に嫁がされるのは、都会で自由に恋愛を謳歌する美貌と才能に溢れた人間と比較して惨めなものだろう。だがそれが福祉だったのだ。美しくもなく、才能もなく、金もない人間が本当を救済できるのは、国家などではない。自分が捨てた場所にそれらはすでにあったのだ。

左翼によって本来あった社会福祉は破壊された。個を発見した、自我を発見した、人間は新たな段階に入った、こんなありもしない似非哲学が、人間をやさしく包んでいた社会福祉を肌から剥ぎ取り、裸のまま野に放り出したのだ。そして自分たちの政治活動で国家予算からわずかな施しをして「これが福祉だ」と鼻息荒く宣伝してきたのである。それらは全部ウソである。

福祉は原初的に存在していた概念だった。フランスの似非哲学に踊らされた頭の悪い左翼が本来あった福祉を破壊した。それが許されたのは、やがて産業革命が起き、都市部で繰り広げられていた「能力不足による貧困」の増大を糊塗してきたからである。彼らは自分たちが行った原初的な福祉システムの破壊を肯定するために、都市生活者が地方在住者を差別する構造まで作り出した。

そして左翼は都市部において満たされない人間を大量に生産しながら、「能力不足による(精神的なものも含む)貧困」への怒りを、政治的に利用して、勢力を拡大させてきた。そんな彼らが、縄文時代を「原始共産制」などと呼んでまるで自分たちの理想社会がすでにあったかのように夢想していたのだからバカ丸出しである。

「原始共産制」は形を変えずっと存在していたのだ。それを破壊したのは彼ら左翼なのである。都市部に人口を集中させ、「能力不足による貧困」の罠に陥った人間を大量に生産し、民主制の中で無能たちの代表として甘い汁をすする。これが左翼が参加してきた政治活動なのだ。

縄文時代が原始共産制だったのではなく、フランスの似非哲学が「個を発見した。自我を発見した」とバカな主張で都会の無能な人間を騙すまで、ずっと地方において原始共産制は続いていたのである。


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