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「006は浮気の番号」(1965年作品)感想 [映画]

近江俊郎監督による日本のコメディ映画。出演は三沢あけみ、勝三四郎、由利徹。

<あらすじ>

製薬会社が薬害事件を起こしてしまった。車内はてんやわんやになり、競馬好きの娘が社長の座についてしまった。山田社長は戦友から不老不死の薬のことを思い出させてもらい、これを作り出すべく六つの壷を合わせて初めて薬が出来るという紙片を信じて東南アジアへ飛んだ。

この薬は成功したが、男性の浮気性を誘発する副作用が見つかって厚生省に禁止されてしまった。

<雑感>

コメディ映画というのは、映画的なコメディの脚本としてよほど練られていない限りまるで面白いと感じなくなる。この作品は当時のノリそのままに作ってあり、クスリともできない。お笑いは時代の中に閉じ込められるものなのだろう。

☆1.0。コメディアンの悪ふざけに辟易する。








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「執炎」(1964年作品)感想 [映画]

藏原惟繕監督による日本のドラマ映画。出演は浅丘ルリ子、芦川いづみ、伊丹一三。

<あらすじ>

水産学校を卒業した拓治は、山の娘清乃と再会した。清乃は平家部落の出身であったがふたりは結ばれ、仲睦まじく暮らした。そこに赤紙が来た。拓治が出征している間、清乃は貞淑さを保って身綺麗なまま過ごし、村人の称賛を浴びた。拓治は負傷して戻ってきたが、山小屋で清乃はかいがいしく看病しながら拓治の全快にこぎつけた。夫婦はまた仲睦まじく暮らしていたが、2度目の赤紙が来た。

今度の出征に嫌なものを感じた清乃は、お百度を踏んで神に祈ったが、拓治は戦地で死んでしまった。それを知った清乃は、海に身を投げて死んだ。

<雑感>

浅丘ルリ子が美しい。もはや貞淑さなど誰も持ち合わせていない昨今、こんなドラマがウケるとは思えないが、一種の理想的な美がここにはある。心が醜悪な人にはわからんのですよ。

本作は浅丘ルリ子出演100作品目とのことで、彼女がメインで出ずっぱりの映画だ。拓治が戦死したと分かった後の鬼気迫る演技は素晴らしい。

☆5.0。溜息が出るほど美しい。浅丘ルリ子は終生女優であった稀有な人でもある。ただ役者を続けたのとは違い、ずっと女優浅丘ルリ子であり続けた。尊い方である。





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「青春を返せ」(1963年作品)感想 [映画]

井田探監督による日本の青春映画。出演は芦川いづみ、田代みどり、長門裕之。

<あらすじ>

未亡人殺人事件が起こり、木工所経営の益夫が逮捕された。益夫は無実を訴えたが、証拠はどれも益夫に不利なものばかり。彼は死刑判決を受け、母は絶望のあまり自殺した。益夫の妹の敦子だけが兄の無実を信じて証拠を集め続けた。すると目撃者の証言はどれも曖昧で、警察は反抗的な益夫の調書をでっちあげたとわかった。

上告は棄却されたが、敦子の証拠を使い弁護士は最高裁に持ち込む決心をした。敦子は調書を書いた豊島を訪ねるが、彼は警察を退職して守衛として幸福な家庭を築いており、敦子をすぐさま追い返した。その帰り、敦子は豊島の子を助けてトラックに撥ねられた。苦しんだ豊島は、拷問による自白を認め、益夫の無実が証明され、真犯人である高木も捕まった。

しかし、敦子はそのまま帰らぬ人となった。

<雑感>

敦子役の芦川いづみさんが美しすぎる。こんな可憐な少女が警察の違法捜査のために青春を棒に振り、命まで撮られてしまう理不尽を描いているわけだが、1970年代くらいまでは警察は左翼の目の敵にされて、死刑廃止運動なども盛んだった。80年代以降冷静になって、死刑廃止運動は下火になった。

誤認逮捕などで若い貴重な時間を棒に振ってしまうことは確かにある。警察の能力というのは一歩間違えば、個人の人権を大きく毀損する。それは間違いないのでこうした作品が作られるのはいいけれども、それが唯一絶対の価値観だとは思わないでほしいものだ。

☆3.0。警察を憎んだ挙句怒ったのがBLM運動だということを忘れないでほしい。





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「絶唱」(1958年作品)感想 [映画]

滝沢英輔監督による日本の恋愛映画。出演は浅丘ルリ子、小林旭、安井昌二。

<あらすじ>

山陰の名家園田家の順吉は、山番の娘小雪を愛していたが、父は実業家の令嬢美保子と結婚させようとしていた。父は小雪とその父に因果を説いて引っ越しさせた。小雪を慕って家出をした順吉は、読書会の仲間の助けで働きながら小雪と逢瀬を楽しんだ。順吉は勘当され、さらに召集令状が来た。

長く彼を待つうち、小雪は結核に倒れて死んだ。順吉は復員を果たしたが、小雪が死んだと聞いて嘆き悲しみ、攻めて山で結婚式をあげさせてくれと頼んだ。順吉は小雪の遺骸と結婚した。

<雑感>

この作品は50年代60年代70年代にヒロインを入れ替えてリメイクされている。本作のヒロインは日活の看板女優だった浅丘ルリ子。60年代の作品は和泉雅子。70年代のものは、山口百恵である。いずれのヒロインも美しいことこの上ない。オレが映画館で観たのは山口百恵の作品だ。

「絶唱」(1966年作品)は以前に感想記事を書いた。浅丘ルリ子が徐々に病んでいく姿が悲しい作品であるが、小林旭がちょっと場違いというか、作風に合ってないかな。でも名作だよな。

☆4.0。メロドラマっぽいけれども、戦時中はこんなことはたくさんあったそうなので、70年代くらいまでは感情移入される内容だったのだろう。











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「女人の館」(1954年作品)感想 [映画]

春原政久監督による日本のドラマ映画。出演は三國連太郎、北原三枝、東山千栄子。

<あらすじ>

息子が上京して丹野家は女だけになった。そこに離島で育った青年矢田八郎が2か月間の約束で乗り込んできた。女ばかりのところに若い男が来たことでみんな警戒していたが、あるとき覗き魔を捕まえたことで八郎の株は上がった。女たちは彼に夜回りの仕事を任せた。

息子には許嫁がいたが、近親者であったため東京で新しい恋人を作った。このことで女が余ってしまい丹野家は困ってしまい、八郎に余った女をあてがって結婚させようと話し合った。自分は何なのだと憤慨した息子の元許嫁だったが、たくましい八郎との結婚をいつしか夢見るようになった。

丹野家の女でまったく男っ気のなかった大学の研究室で働く女性にも、恋人がいたのでみんな吃驚した。

<雑感>

いまの時代の価値観では酷い話だと思う人もいるだろうが、こんな無茶苦茶な結婚観の時代の方が、いまよりはるかに貧しかったのに人生は充実していたのだ。結婚するのが当たり前、子供がいるのが当たり前、みんな親として同じような苦労をしているから、大企業の社員でも牛乳屋の親父の子供のことを心配したり気に掛けたりできた。

個人尊重主義は、人間同士が不干渉であることことが前提になる。他人への関心を持たないことが、進歩主義の前提なのだ。思いやりや絆が繋げていた人間同士の関係は、個人尊重主義の元では国家にすべて預けられる。そして国家権力を握った人間は巨大な権限を独裁的に運用する。だから必ず社会主義共産主義は失敗するのだ。

☆3.0。古い時代の古い価値観の中にあった、いまでは失われた幸福が閉じ込められた作品。











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「密会」(1959年作品)感想 [映画]

中平康監督による日本のドラマ映画。出演は桂木洋子、伊藤孝雄、宮口精二。

<あらすじ>

人妻が大学生と青姦していたとき、偶然殺人事件に遭遇する。不倫チンパン女は黙っていようとするが、学生は責任を感じて警察に通報すると言い出す。チンパン女は学生を線路に突き落として殺す。今度こそ終わったと胸を撫で下ろしているとまたしても事件の目撃者が現れ、チンパン女あえなく御用。

<雑感>

☆1.0。後の日活ロマンポルノみたいな内容。桂木洋子さんは声がアニメっぽい。内容はほぼない。











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「盗まれた欲情」(1958年作品)感想 [映画]

今村昌平監督による日本のドラマ映画。出演は長門裕之、香月美奈子、南田洋子。

<あらすじ>

山村民之助一座が小さな村へとやってきた。久々の娯楽と会って超満員。一座は浮かれ劇もノリにのった。一座の脚本家国田信吉は自らの解釈による新芝居をやりたかったが、旅の一座は難しいものはやりたくない。低俗な劇団にいていいのか悩む信吉。そんな彼を慕う一座の娘千草。彼女は独り悩める信吉に寄り添い肉体を捧げた。

ところが彼女の姉の千鳥も信吉を狙っていた。千鳥は看板役者の妻だったが、信吉のことを好きだったのだ。一方の信吉も千鳥に欲情していた。ふたりはついに一線を越えて肉体関係となった。それを見ていた千草は嫉妬のあまり座長と千鳥の妻に告げ口した。ショックを受けた看板俳優は座を抜けると言い出した。すると千鳥はやはりあなたでなければと信吉を振った。

翌日、一座は村を離れた。信吉は千草と寄り添っていた。

<雑感>

芸人が来たら娘は隠せだったか。古い時代のこうした旅一座はとにかく女遊びが激しく、やっていることはメチャクチャだった。この千鳥千草の姉妹も、旅一座でしか生きていくことができないために、旅一座の中で恋愛をして、旅一座の中で男を奪い合い、でも一座が壊れないように適当に鞘に収まる。そして一度捕まえた才能のある男を放そうとしない。

男は行く先々で女遊びをしながら、ボロが出ないうちにまた旅に出る。ろくでもない連中なので、娘には見せるなみたいな暗黙の了解があった。そんな時代のお話。

☆3.8。そんなことよりこの作品は今村昌平の初監督作品だそうだ。オレが映画に関する知識を収集していた高校時代、まさか今村昌平の監督デビュー作を見られるなんて思いもしなかったからなぁ。

良い時代になったものだ。











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「ゆがんだ月」(1959年作品)感想 [映画]

松尾昭典監督による日本のアクションドラマ映画。出演は長門裕之、芦川いづみ、三島雅夫。

<あらすじ>

立花組の辰吉が撃たれて死んだ。彼を兄と慕っていた正夫は戸惑った。警察に事情を聴かれたが何も話さなかった。彼は組から口止め料を貰った。撃った犯人は幹部の立石だったが、五郎が代わりに出頭した。こうしたヤクザのやり方に憤慨した正夫は、マスコミにすべてをぶちまけて組から追われる身になった。

密造酒を巡るトラブルが殺しの原因だった。立石は逮捕され、正夫は愛人の奈美子とともに東京へ逃げた。奈美子はバーで働くことになった。そこに立花らの影が忍び寄り、奈美子は連れ去られた。彼女は香港に売り飛ばされることになった。怒った正夫は殺し屋の由良と対決し、ともに倒れた。奈美子らを乗せた船は、海上保安庁に捕まった。

<雑感>

こうしたヤクザの抗争の話でもなければ日本はアクション映画を作れない時代があった。

当時はまだSFやファンタジーが社会に定着しておらず、フィクションを組み立てる上で現実に存在しないものはすべて荒唐無稽として排除されていた。しかし「ゴジラ」の大ヒットにより、フィクション、ノンフィクションという区分が崩れ、どんな形式であれテーマ性の有無によって作品が評価されるよう流れが変わった。

作家の三島由紀夫も「ゴジラ」のヒットに衝撃を受け、「これからの小説はああいうものでなければいけない」と発言しているが、それは別に怪獣小説が主流になるという意味ではなく、人間を描く際に人間そのもので表現する必要はないと彼は洞察したのだ。

日活はヤクザ映画の成功でSF、ファンタジー的な脚本への移行が遅れてしまったが、「ゴジラ」を成功させた東宝はいち早く脚本の在り方を変えていった。

この作品は、ヤクザのアクションと、殺し屋に追われるサスペンスを基調にしており、そこそこ成功した内容ではあるが、あまりにも似たような作品を大量生産してしまったために、その中で目立った存在として記憶されていないようだ。

☆3.2。長門裕之の確かな演技に支えられた良作ではあるが、そうした脚本のレベルアップについていけない当時からすでに時代遅れになった映画でもある。











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本日のツイカス 2021/06/17大学生の半分は本が読めないバカだった [日記]


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