SSブログ

「デビル・ウィズイン」(2008年作品)感想 [映画]

メラニー・オア監督によるアメリカのホラーサスペンス映画。出演はスティーヴン・レイ、デボラ・ヴァレンテ、マイケル・クラム。

<あらすじ>

ある3人家族が丘の上の古い屋敷を買った。ところが前のオーナーは図々しく家族の間に入り込み、その姪も周囲をうろつく。屋敷ではおかしなことばかりが起こり、息子は前オーナーの姪にたぶらかされて悪魔的なものに染まっていった。そして夫婦仲も徐々に悪くなってきた。

異変に気づいた妻は友人らに屋敷のことで相談した。するとその屋敷は100年前に鉄鋼王が家族を殺して自殺した家だとわかった。古い写真が残っており、それを見た妻の友人は、それが一家に家を売った前オーナーだと気づいた。慌てて知らせに向かったところ、突然出現した前オーナーに腹を刺されて死んだ。引っ越して以来体調を崩していた夫は倒れて意識を失った。

屋敷にひとり取り残された息子は、前オーナーに悪魔崇拝儀式の続きをされてしまう。姪と紹介されていた少女は実は前オーナーの娘でとっくに死んでいる人物だった。前オーナーは娘を生き返らせるために悪魔に生贄を捧げてきたが、一家の息子が最後の生贄になるはずだった。

ところが娘に憑いていたのが悪魔そのものだった。生贄は悪魔に捧げられていただけだった。前オーナーは絶望して娘を殺し、自分も自殺して果てた。悪魔は息子に憑依した。

<雑感>

悪魔、死なねー。そして母親が前オーナーのように「息子を助けたければ生贄を捧げよ」って騙されて契約を結び、死ぬこともできないまま屋敷を購入する人間たちを屠っていく以下エンドレスって構成だ。まぁ、ホラーサスペンスではありがちではある。

☆3.0。怖くはないが、時間内はしっかりと楽しめ内容。もしかしたらテレビドラマなのかもしれない。











コメント(0) 
共通テーマ:映画

「アンバーアラート 緊急事態警報」(2017年作品)感想 [映画]

ロス・コーン監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はサニー・メイブリー、グレイス・ヴァン・ディーン、トレヴァー・ドノヴァン。

<あらすじ>

夫は金持ちだが妻にDVを働く人物だった。人前で平気で妻をバカにする。妻は耐えかねて金目のものを持ち出して逃亡。子供ふたりを学校から連れ出すと自動車であてどなく走り出した。夫が警察に通報して誘拐犯にさせられた妻は、車を乗り換えて逃亡を続けた。

モーテルを泊まり歩いていたが、やがて車を発見されてしまう。金を車の中に置いていたために、300ドルの手持ちで歩いて逃亡することになった。そこでイケメンナイスガイと知り合って懇ろになった妻は、彼とともに逃げるつもりでいたが娘は反発。夫はテレビを通じて妻を誘拐犯呼ばわりした。病気の息子は薬が切れて死にかけ、イケメンナイスガイすら呆れてしまう。

そこにいい加減激怒した夫が登場して、いつもの銃で妻と子供を自殺に見せかけて殺そうとする。そこにイケメンナイスガイが戻ってきて一件落着。

<雑感>

何度も書いているが、テレビ映画は品質が安定していて流し見するには十分な面白さがある。この作品も飛び抜けた面白さはないものの、妻と子供の逃避行にハラハラさせられる。DV夫は検事で、政界へも打って出ようとしているので、妻に対して物凄く要求が高い。

サイコパスのようなDV夫ではなく、エリートの自分が間違って底辺女と結婚してしまった的な傲慢な人物で、エリート出身の女性なら意外とそつなくやってDVもなかったかもしれないと思わせる。

☆3.8。対して真っ白なTシャツがまぶしいイケメンナイスガイは、優しい底辺男。金はそれほどないが、殴ることもない。ふたりは無事に結ばれて物語は終わる。











コメント(0) 
共通テーマ:映画

「インクハート 魔法の声」(2008年作品)感想 [映画]

イアン・ソフトリー監督によるアメリカ・イギリス・ドイツのファンタジー映画。出演はブレンダン・フレイザー、ポール・ベタニー、ヘレン・ミレン。

<あらすじ>

モーティマと娘のマギーは旅を続け、ついにインクハートという書物を見つけた。魔法の舌を持つモーティマは、書籍の中のものを外に出す代わりに現実のものを書籍の中に閉じ込めてしまうのだ。インクハートの中には彼の妻でマギーの母であるレサが閉じ込められていた。本の中からは悪役のカプリコーンが現実世界に飛び出してきていた。

カプリコーンは現実世界を支配するために要塞を築き、本の世界に戻る気はない。そこでインクハートを燃やしてしまった。モーティマとマギーは本を持っているはずの原作者のところへ赴くと、カプリコーンの要塞にレサがいるという。ふたりはカプリコーンの要塞に潜り込んだ。

ところが何とマギーにも魔法の舌の能力があると分かり、大騒動になってしまった。モーティマとマギーは、現実世界の住人と書物の世界の住人に助けられ、カプリコーンをインクハートの中に閉じ込めると、レサを取り戻した。

<雑感>

読書することの大切さを訴える内容の作品で、趣旨には大いに賛同する。映画もなかなか凝った作りで面白い。映像も素晴らしい。でもこうグッとくるものがない。ありきたりな演出ばかりだからだ。こういう企画主導の作品は監督に恵まれない場合が多い。

☆3.8。あくまで趣旨には賛同する。なんで読書しないかね。読書ほど面白いものはないのに。読書しない奴ってホントチンパンジーみたいだもんなぁ。











コメント(0) 
共通テーマ:映画

「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(1960年作品)感想 [映画]

ロジャー・コーマン監督によるアメリカのホラーコメディ映画。出演はジョナサン・ヘイズ、ジャッキー・ジョーゼフ、ジャック・ニコルソン。

<あらすじ>

シーモア・クレルボーンは植物好きの青年だったがどんくさくて花屋の仕事は上手くいっていない。花屋にはサディストな彼氏がいるオードリーも働いていたが、男のくせに遅刻ばかり。オーナーは閉店を覚悟していた。驚いたオードリーはシーモアが育てている植物を店頭の飾ることを提案。店主はどうせ閉店するのだしと了承した。するとなぜか客足が増え、売り上げはうなぎのぼりになった。

シーモアが育てていた植物は血液を栄養源にしていたため、シーモアは自分の血を吸わせていた。限界が来たために彼はオードリーの付き合っている男を餌にした。そしてオードリーを励まして恋人になった。店主が一連の出来事を見ていて脅かしてきたため、店主も殺して餌にした。

一躍園芸界のスターになったシーモアはメディアに引っ張りだこになる。その間店で急成長していた植物は萎れてしまった。植物はシーモアに餌を要求。シーモアは次々に殺人を犯すことになり、街は連続殺人鬼の噂で大騒ぎになった。警察はシーモアをマーク。そのころまだ彼は植物に餌をねだられていた。

意を決した彼はナイフを持って植物の口の中に踊り込んだ。ずたずたにするつもりが彼もまた食われてしまった。植物は食った人間の顔が浮かび出ていた。

<雑感>

有名B級映画の「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」がアマプラに置いてあったので視聴。いつもながらありがたい。いまはパブリックドメインになっているそうだ。

この作品も文字情報だけはたくさん読んだ作品だが、初見。なかなか面白い映画だった。カルト人気が出るのも頷ける。

☆4.5。見るのを諦めていた映画が家で簡単に見られるようになって嬉しいわ。





Apple Wireless Charging Case for AirPods

Apple Wireless Charging Case for AirPods

  • 出版社/メーカー: Apple(アップル)
  • 発売日: 2019/03/27
  • メディア: エレクトロニクス






コメント(0) 
共通テーマ:映画

「ゴースト・イン・ザ・ファミリー 新しい家族」(2018年作品)感想 [映画]

ウィリアム・デビッド・グレン4世監督によるアメリカのコメディ映画。出演はジェイコブ・コヘイン、ケイティー・ハバード、ジェシカ・ペイジ・ヨーク。

<あらすじ>

家族に捨てられたトムは遺書を書いて自殺するつもりが思いとどまった。ところが階段から落ちて死んでしまう。死者の世界で遺書のことを咎められて成仏させてもらえない。幽霊になって彷徨っていると自分の家は売りに出されて新しい家族が引っ越してきた。家族の仲はあまり良くなかった。

見かねた幽霊のトムは、家族が仲良くできるように取り計らう。母と娘はトムを受け入れ仲良くなる。それに嫉妬する父。幽霊を除霊しようとゴーストバスターズみたいなのがやってきて会話が出来るようになった。トムが気に入った家族は彼を世界に戻すよう装置の開発者に依頼して、実験は成功。トムは還俗した。

それを知った幽霊界の人間が追いかけてきたが、生き返ったものはしょうがないと説得されてトムの還俗は認められた。装置は売りに出された。

<雑感>

低予算映画を大量生産しているitnの作品。ここの映画が面白かったためしがないのだが、この作品もご多分に漏れずメチャクチャな内容だった。itnはグラナダテレビの参加の制作会社だ。

☆1.0。とにかく面白くない。吃驚するほどどうでもいい内容だった。


最新 Apple AirPods Max - スペースグレイ

最新 Apple AirPods Max - スペースグレイ

  • 出版社/メーカー: Apple(アップル)
  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: エレクトロニクス









Apple Watch Series 3(GPSモデル)- 38mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド

Apple Watch Series 3(GPSモデル)- 38mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド

  • 出版社/メーカー: Apple(アップル)
  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: エレクトロニクス



コメント(0) 
共通テーマ:映画

「フォース・カインド The 4th Kind」(2009年作品)感想 [映画]

オラトゥンデ・オスンサンミ監督によるアメリカのSF映画。出演はミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コーティーズ。

<あらすじ>

アビー・タイラー博士の夫が就寝中に刺殺された。直後、娘が失明。息子は一緒に寝ていたアビーを疑っていた。犯人の顔を思い出そうと睡眠療法を試みるも失敗。アビーは治療の際に住民たちの間で原因不明の睡眠障害が発生していることを知った。それは数年前に夫が調べていたものと同じ現象だった。

不眠患者のひとりトミーが突然立てこもり事件を起こした。彼はアビーを呼びつけ不眠の原因が「ズンアブー・イーター」だと話して家族を射殺、その後自分も自殺してしまった。事件調査のために街に残ったアビーは、録音した記憶のない自分の家によるメッセージを発見した。それによると、自分は町で起きている不眠の手掛かりを掴んだのだという。

事件に古代シュメールの言葉が関係していると知った彼女は、専門家を訪ねた。彼女の行動によりスコットという人物が空中浮遊を起こして古代シュメール言語で叫ぶとそのまま半身不随になってしまった。恐怖した彼女は街を出ることにした。しかしスコットの一件で保安官に目を付けられ自宅待機を命じられた。そこにUFOが出現して、アビーの子供が誘拐されてしまった。

多くの証言があるに関わらず、オーガスト保安官は一切を信じずにもうひとりのアビーの子供を保護して引き離した。子供を取り返すために再び睡眠治療に挑んだ彼女は、スコットと同じ空中浮遊現象に見舞われ、シュメール言語で我は神なりと叫んで失神した。彼女は病院に入れられた。

オーガスト保安官は、アビーの夫の死因は自殺だとの報告をした。しかしアビーは、夫を殺したのも、娘を拉致したのもすべて宇宙人の仕業だと信じたまま、廃人になっていまも生きている。

<雑感>

いわゆるモキュメンタリー映画なのだが、低予算のモキュメンタリーより構成が凝っていて、個人的には楽しめた。モキュメンタリーはあまりに数が多すぎて辟易していたのだが、ちゃんと作ればまだまだ通用するようだ。低予算のつまらない作品が多すぎたんだな。

その構成なのだが、テレビのドキュメンタリーの構成をそのまま使っている。つまり実際の映像と再現フィルムによる事件の再現である。実際のフィルムの聞き取りにくい音声に字幕がついている。いかにもテレビが作りそうな映像をかなり細かく再現している。役者がみんな上手いので、テレビのものよりはるかにクオリティが高い。

☆4.0。つまり、テレビのこの手の番組はいかようにでも捏造できるってことだな。


Apple AirPods with Charging Case

Apple AirPods with Charging Case

  • 出版社/メーカー: Apple(アップル)
  • 発売日: 2019/03/27
  • メディア: エレクトロニクス



Apple AirPods with Wireless Charging Case

Apple AirPods with Wireless Charging Case

  • 出版社/メーカー: Apple(アップル)
  • 発売日: 2019/03/27
  • メディア: エレクトロニクス



最新 Apple Watch SE(GPSモデル)- 44mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド

最新 Apple Watch SE(GPSモデル)- 44mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド

  • 出版社/メーカー: Apple(アップル)
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: エレクトロニクス



コメント(0) 
共通テーマ:映画

「MEG ザ・モンスター」(2018年作品)感想 [映画]

ジョン・タートルトーブ監督によるアメリカのSFサメ映画。出演はジェイソン・ステイサム、李冰、レイン・ウィルソン。

<あらすじ>

マリアナ海溝で潜水艦が事故を起こした。海底レスキューのジョナスが潜水艇で救助に向かったものの、作業中に何か巨大な物体と激突して潜水艇が大きく揺さぶられた。危険を察知したジョナスは救助を切り上げ、結果的に潜水艦の乗員を見殺しにしてしまった。この結果、ジョナスは精神病のレッテルを貼られてしまった。

のちにマリアナ海溝に巨大な空洞があるとの仮説の調査のために潜水調査が行われた。1万メートルの海底に未知の空間を発見した一同が大喜びしていたとき、潜水艇が巨大な何かに激突された。またしても事故が起きたことでジョナスの証言に信憑性が増し、事故調査チームに彼も加わることになった。彼を精神病と診断したヘラー医師は反対したが、意見は無視された。

事故を起こした潜水艇の中には、ジョナスの元妻のローリーがいた。調査チームは潜水を開始して自己を起こした潜水艇に近づいた。そこには何か巨大な生物がいる。ジョナスはそれがメガロドンだと確信し、自ら発信機を埋め込んで毒で殺し、船に引き上げた。そこにさらに巨大なメガロドンが出現した。船は転覆して、乗員は命からがらボートで逃げた。メガロドンは上海へ向かった。

上海で大暴れするメガロドンに、ジョナスが挑み血まみれにした。血の匂いを嗅いだ多くのサメが集結してきてメガロドンを食い始めた。これによってついにメガロドンは絶命した。

<雑感>

残念なことに中国資本の映画であった。中国じゃんってわかった途端にサメザメしてしまった。これが言いたかっただけです。

☆2.0。中国資本のハリウッド映画ってサメるわー。


Apple AirPods Pro

Apple AirPods Pro

  • 出版社/メーカー: Apple(アップル)
  • 発売日: 2019/10/30
  • メディア: エレクトロニクス



Apple AirPods Pro (整備済み品)

Apple AirPods Pro (整備済み品)

  • 出版社/メーカー: Apple Computer
  • メディア:






コメント(0) 
共通テーマ:映画

「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」(2012年作品)感想 [映画]

ブラッド・ペイトン監督によるアメリカのSF映画。出演はドウェイン・ジョンソン、マイケル・ケイン、ジョシュ・ハッチャーソン。

<あらすじ>

17歳に成長したショーン・アンダーソンは、ジュール・ヴェルヌ信者らしき人物からの謎の無線をキャッチして、人工衛星の施設に潜入してしまう。警備に捕まった彼だったが、義父のハンク・パーソンズの計らいで起訴は免れた。無線の発信者は祖父のアレキサンダー。無線が示した座標は、ジュール・ヴェルヌの小説に出てくる「神秘の島」だと分かっていた。

ショーンとハンクは、座標が指すパラオ沖100マイル地点まで行ってみることにした。ガイドのガバチョと彼の娘カイラニを伴いヘリで入島した一行。するとそこにあったのはネモ船長の墓、大きさが逆転する動植物、金を吹き出す火山などであった。興奮する一行であったが、島は液状化現象で間もなく消滅する危機にあった。一行はネモ船長が遺したノーチラス号を探すために島を横断した。

ノーチラス号を発見した彼らに、時間は残されていなかった。乗り込んだ彼らは150年ぶりにネモ船長の船を動かし、無事に島を脱出した。

<雑感>

「センター・オブ・ジ・アース」(2008年作品)の続編映画。ベルヌの原作を下敷きにした前作と違い、これは原作は参照程度。原作は南北戦争で追い詰められた南軍と、南軍に捕虜になった兵士らの決死の脱出の冒頭部分から謎の島に気球が不時着してしまい、そこで目にする奇怪な現象の数々が面白い作品。導入部分が違うとこうも雰囲気が変わるのかと驚いた。

島は小さい生物が巨大化し、大きな島が小型化する奇妙な特性を持っており、彼らを襲撃するのは蟻などである。これがなかなか「ラドン」(1956年公開)に出てくる巨大ヤゴを思い出して味わい深い。巨大化したら天下を取るのは蟻だろうなって思うわ。

全体の雰囲気はあくまで子供向けの映画。しかしアクションも派手だし、CGもかなりいい。最後にはノーチラス号まで出てきて特撮ファンのオレが大喜びだった。子供向けだからこそこうした要素をたくさん詰め込むべきだよな。

☆5.0。ジュール・ヴェルヌだけは教養として子供の内に全作読んでおくべきだよなぁ。


The Mysterious Island Illustrated

The Mysterious Island Illustrated

  • 作者: Verne, Jules
  • 出版社/メーカー: Independently published
  • 発売日: 2021/06/13
  • メディア: ペーパーバック



地底旅行 (岩波文庫)

地底旅行 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1997/02/17
  • メディア: ペーパーバック



神秘の島〈第2部〉 (偕成社文庫)

神秘の島〈第2部〉 (偕成社文庫)

  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2004/09/01
  • メディア: 単行本



コメント(0) 
共通テーマ:映画

「センター・オブ・ジ・アース」(2008年作品)感想 [映画]

エリック・ブレヴィグ監督によるアメリカのSF映画。出演はブレンダン・フレイザー、ジョシュ・ハッチャーソン、アニタ・ブリエム。

<あらすじ>

地質学教授マックス・アンダーソンが行方不明になった。研究室を引き継いだ弟トレバーは、授業が不人気との理由で研究室の閉鎖を通告された。そこにマックスの妻のエリザベスがやってきて、カナダに引っ越すのでしばらく兄の子供たちを預かってくれと頼まれた。その子の機転でマックスが行方不明になった手掛かりを掴んだトレバーは、兄の子ショーンと一緒にアイスランドへ向かった。

現地で山岳ガイドのハンナを雇ったふたりは、マックスが探していた地底へ降りる縦穴を探した。中へ向かっていくと、地上に張り付く形で存在する地底世界を発見した。そこには人間はおらず、太古の地球がそのまま残っていた。ハンナ乗せ用減からマックスがここへやってきたことは確実であり、3人はその痕跡を探した。すると人が住んだ形跡と彼のメモと遺体を発見した。

恐竜や食虫植物に悩まされながら、3人は脱出方法を探した。間欠泉を使えば外に出られるとのメモを頼りに、父の死を嘆き悲しむショーンを励ましながら3人は進んだ。そして彼らはついに外へ出たが、そこはイタリアのベスビオ火山だった。

ハンナは謝礼に巨大なダイヤモンドを貰い、トレバーは自分の研究所を持つことになった。

<雑感>

フランスのSF作家ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」を下敷きにした子供向け冒険映画で、兄を亡くした弟と兄の息子がアイスランドに設置した地震計の数値を頼りに兄が辿った道を探しあて、地底世界へと入っていく話。火山への道案内を頼んだ女性がヒロイン役になっている。

この映画はジュール・ヴェルヌの「地底旅行」を読んでいると数倍楽しくなる作品だ。読んでないとなぜ地底にもう一つの世界が存在して、恐竜などが生きているのかちょっとわかりづらいかもしれない。アメリカの白人中流家庭くらいだとジュール・ヴェルヌくらいは日本でいうところの小中学生で読まされる。おそらくいまもそんなに変わっていないはず。

これは地球の中心に太陽があって、地殻の反対側にもう一つの世界や生態系があるという古い説、もしくは認識を題材にしており、地球の中心は熱いか冷たいかというかつて行われた議論について「冷たい」説の側に立った小説だ。地球内部に空洞があると信じていた人たちは、地球の内部は冷たいと信じていたのだ。

だからといってジュール・ヴェルヌがそれを本当に信じていたということではなく、むしろ科学的にはあり得ないとされるものをフィクションで再現し冒険を紡いだところに価値がある。ジュール・ヴェルヌは非常に頭の柔らかい発想をする作家だった。

本作は原作ほど地下世界を魅力的には描けていない。しかし、限られた時間で地下への冒険や叔父と甥の絆を描いた児童映画としては最高の価値を持っている。

映像がちょっと古くなっているのが残念だが、子供にジュール・ヴェルヌを読ませようかなと考えている親御さんなどは入門としてこの映画を与えてみるのもいいと思う。小さな子は食いつく内容じゃないかな。

☆5.0。この映画もすごく楽しくてお勧め。


journey to the center of the earth(Annotated Edition)

journey to the center of the earth(Annotated Edition)

  • 作者: Verne, Jules
  • 出版社/メーカー: Independently published
  • 発売日: 2021/06/07
  • メディア: ペーパーバック



地底旅行 (岩波文庫)

地底旅行 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1997/02/17
  • メディア: ペーパーバック



ジュール・ヴェルヌの世紀―科学・冒険・“驚異の旅”

ジュール・ヴェルヌの世紀―科学・冒険・“驚異の旅”

  • 出版社/メーカー: 東洋書林
  • 発売日: 2021/06/16
  • メディア: 単行本



コメント(0) 
共通テーマ:映画

【RIZIN.28】感想⑤ 総括 [プロレス・格闘技]

地上波がダイジェストばっかりだったので、Full Fightで全試合再視聴した。

CUkyoB0VEAQ_lw_.jpg


弥益ドミネーター聡志 vs ブラックパンサー・ベイノア

2-1の判定で弥益ドミネーター聡志の勝利。ベイノアはMMAデビュー戦で頑張っていたと思う。もうちょっと思い切りのいい試合が出来ればよかったが、初めてならしょうがない。弥益ドミネーター聡志は直前のオファーで、階級が相手の方が上、データがほぼない状態なのに落ち着いたいい試合をしていた。もうちょっと準備期間があればもっとアグレッシブに行けたと思う。オファーが遅いよね。

シビサイ頌真 vs スダリオ剛

チョークスリーパーでシビサイの勝利。スダリオはようやくまともな選手と対戦出来ることになった。お試し期間は終わって、ここからが本番。それよりシビサイがあまり伸びてなかったことが気になった。日本人では数少ないヘビー級なんだから大事に育ててほしいのに、これでは無駄に年ばかり取っていく。リングスがありゃ数年で一人前にできたのに。何かいい方法はないだろうか?

斎藤裕 vs ヴガール・ケラモフ

2-1の判定で斎藤裕の勝利。これさぁ、タイトルマッチでセミファイナルでも良かったと思うんだよね。でもそれをやると、なんで同じフェザー級のノンタイトル戦がファイナルマッチなんだよって話になるからこうしたのだろうが、RIZINのこういうところなんとかならないものだろうか。試合はケラモフが押していたが、反則があって減点されていたせいか斎藤が勝利した。フェザー級は朝倉未来が抜けることも考えて海外勢の発掘を頑張ってくれないと。

元谷友貴 vs 岡田遼

3-0の判定で元谷友貴の勝利。ダイジェストしか見ていなかった試合。両者迫力のないパンチを打ち合う地味な展開。元谷は頭を振ってジャブ、ストレート、フック、ロングフック、ローキックをナイスタイミングで的確に当ててポイントを奪っていく。対する岡田はほぼ何もできない。もともと派手さが一切ない華のない選手なのに、積極性も出せず何しに来たんだ状態。情けない! 元谷も慎重に戦っていたが、RIZIN経験が長いだけあって魅せるところは魅せていた。貫録勝ち。

扇久保博正 vs 春日井・寒天・たけし

3-0の判定で扇久保博正の勝利。確実に当ててダメージを与えていたのは扇久保であったが、寒天も悪くなかったよ。打撃の選手なのか、頭を振って死角から打ってやろうとパンチを繰り出していた。扇久保が低く構えていたので、打ち下ろしのパンチが1発でも当たっていれば何かあったかもしれないが、そこは扇久保もしっかりしているので、相手が打ってくるタイミングでは後ろに身体ごと下がって、パンチが伸びたころにはその場所にはいなかった。寝技の展開になったときもしっかりガードしていた。寒天選手はどんな試合をするのか知らなかったが、良かったと思う。もっと大会に呼んでいいんじゃないかな。でも、こんな地味な試合でたとえ優勝してもバンタム級は盛り上がらんぞ、扇久保。

石渡伸太郎 vs 井上直樹

KOで井上直樹の勝利。両者カーフキックの蹴り合いから石渡が左のロングフック、井上がハイキック、ボディーと散らすなかで石渡のカウンターが炸裂。一瞬グラついた井上を追いかけて石渡が頭から突っ込んでいったそのとき!! 井上の右フックがテンプルに炸裂!! 石渡が若干下がったところに追撃の左フックがまたしてもテンプルに炸裂!! 意識が遠のいて身体が崩れたところにサッカーボールキックで都々目紅一。イヤー、この試合は井上の打撃の怖さを初めて知った試合だった。事前情報で志朗が井上の打撃センスの良さを認めているとか、蹴りが速いとか聞いてはいたのだが、線が細いので威力があるようには見えなかったのだ。たしかにパンチの重さなどは石渡だったかもしれないが、あれだけ的確にテンプルに叩き込まれたらそりゃ倒れるわ。俄然井上の評価が爆上げした。これまだアッパーを隠しているからな。寝技も上手いし、隙がない。

朝倉海 vs 渡部修斗

TKOで朝倉海の勝利。試合としては朝倉海の完勝であったが、打撃の強い海相手に臆せずタックルで突っ込んでいき勝つ気概を見せた渡部修斗はよくやったと思う。スタンドで逃げまくっても勝機はなかっただけに、グランドに持ち込んでの敗戦ならベターな結果ではなかったか。渡部はチョークが外れたときに、密着していても展開が作れないのでガードポジションにしたのだが、そこから海の強烈なパウンドが飛んできて一瞬で終わってしまった。膝をついた状態であれだけのパウンドがあるとは想定外だったようだ。ただ前の感想記事でも書いたが、密着した態勢で渡部が右足を海の肩に回せていたら、海は圧倒的に不利だった。柔術家相手にこんな試合をしたら確実に負ける。

トフィック・ムサエフ vs ホベルト・サトシ・ソウザ

三角締めでホベルト・サトシ・ソウザの勝利。これだよね。密着した状態で必要最小限の間を空け、すぐさま脚を引っ掛けて三角締め。ガードポジションからの三角締めは対策が進んでほとんど極まらなくなってるんだけど、密着した形から脚を引っ掛けるパターンはまだ有効で、前回大会も柔術の選手はほぼこれ。相手は抱きつかれているから持ち上げてゲージに押し付ければ極められないが、RIZINはロープなので一緒にリング下に落ちるくらいのことをしないと入っちゃうんだよなぁ。RIZINもそろそろゲージを考えないと、ロープは柔術家有利だよな。密着して身体の間に入っていたムサエフの右肘を押してすぐさま脚を引っ掛ける。みんなこれでやられている。

那須川天心 vs 大崎孔稀、HIROYA、所英男

那須川はボクシング転向してどうなるんだろう? 楽しみだなぁ。

朝倉未来 vs クレベル・コイケ

三角締めでクレベル・コイケの勝利。これも密着した状態からの三角締めなのだが、1Rは同じ体制でクレベルが取り損なっていて、未来は同じように逃げられると考え自分から上体を逸らせて脚を組まれている。コーナーに押し込まれて慌てもせず呑気に腕の差し合いをしているのは草。柔術家は一切近距離に入れず肩を押すように跳ね除けたり、押し込まれたら体を入れ替え離れるとか、対策が徹底されておらずこれでは何度やっても勝てない。クレベルがソウザのレベルだったら1R前半で試合は終わっている。組力の弱いクレベルだから2Rまでやらせてもらえたって感じ。どの選手も同じ負け方をして、対策が立てられないというのは、チーム力の弱さじゃないのかな。

<雑感>

RIZIN.28は面白い大会だった。バンタム級トーナメントは好試合が多かったが、地味臭い試合が多くて小会場でしかやったことのない選手の場違い感が悲しかった。特に岡田遼。なーんにもできずに何やっとんねん。UFCなんかでも稼いでいるのは派手で会場を沸かす選手ばかり。みんな売れようと必死なのに、なんだよ岡田あの試合。修斗の恥さらしが。

いくら舞台を整えてもらっても、判定狙いの試合しかできません、柔術対策をするチーム力がありません、とりあえず三角締めで負けますみたいな試合ばかりじゃ飽きられちゃうよ。

渡部修斗のセコンドが「(ガードポジションの)下から何でもできるよ」って叫んでいるのだが、いまはもうガードポジションから三角締めも十字も取れないから。技術が古いよね。

試合は面白いけど、世界レベルからは程遠い内容だったのは残念だ。海の海外挑戦もかなり期待が萎んだ。トーナメント出るべきじゃなかったかもなぁ。井上直樹の底なし感だけが希望だった。

あとはもうゲージにしないとアカンかも。斎藤戦のように払い腰で場外に落ちちゃうと危ないしな。











コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

本日のツイカス 2021/06/16NHK職員が横領 [日記]


コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感