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「Gレコ ファンジン 暁のジット団」vol:17(各話箇条書き⑦) [Gのレコンギスタ ファンジン]

「ガンダム Gのレコンギスタ」のブログ内同人誌「暁のジット団」vol:17をお届けします。

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16話から18話は、ベルリとアイーダが姉弟であることが判明し、トワサンガの事情をいくつか知ったアイーダとメガファウナがクレッセントシップと接触して、共に金星へと旅立つところまででした。

G-メタルがクレッセントシップの起動に使われ、またそれがなければ性能を最大限に発揮できない機能であることなど、トワサンガのレイハントン家がヘルメス財団と密接な関係にあり、彼らは決してスペースノイドの地球への旗艦を邪魔していたわけではなく、準備をしていたことが汲み取れます。

ヘルメス財団がどんな組織で何をやろうとしていたのか考察していくことによって、「ガンダム Gのレコンギスタ」の背景にあるものが理解できるはずです。そもそもキャピタル・タワー自体が、ヘルメス財団が用意した地球への再入植のための道具のはずです。

ではなぜ一気に再入植させなかったのか。それはGレコでは詳しく描かれていません。しかし、森林資源を除いてエネルギーが枯渇してしまっている以上、スペースノイドが再入植できる地域は限られていたはずです。まずは地球の再生を見極めなくてはいけなかった。

その役目を果たしていたのがキャピタル・ガードの調査部で、それをクンパ大佐が乗っ取ったのではないかとはすでにvol:3で書きました。



第19話 ビーナス・グロゥブの一団

フラミニア・カッレがビーナス・グロゥブの人間だと判明する。多くの人は彼女がヘルメス財団の人間だとまだ思っている。

ハッパがレイハントン・コードを元の制限コードに戻したと発言する。ハッパの理解では、G-セルフはベルリたちを守るためのシステム。ビーナス・グロゥブ側の説明ではG-セルフのエネルギーがクレッセントシップを刺激して能力が10%以上上がったとされている。

ビーナス・グロゥブは人類の永遠存続を目標にして、莫大なエネルギーを貯蔵しようとしている。それに対してベルリはアースノイドにはアグテックのタブーを押しつけておいて不公平だと不満を口にする。アイーダは自分の感覚が教育によるものだと指摘され、理解する。

ジット団がクレッセントシップを奪いに来る。ジット団はトワサンガのハザム政権からメガファウナの処分を頼まれていた。G-セルフは彼らが奪っていった。



第20話 フレームのある宇宙

ジット・ラボの人間は自分たちのやり方がリギルド・センチュリーの正義だと信じている。ジット団はメガファウナの人間をクンタラにしようとしている。

メガファウナはオーシャンリングのジット・ラボに突撃する。ベルリはその前に彼らからG-セルフを奪い返した。

ビームを使った戦闘になり、キア・ムベッキがオーシャンリングに穴を空けてしまう。



第21話 海の重さ

キア・ムベッキが開けた穴を自分で塞いで死ぬ。

メガファウナ一行が、ラ・グー総裁の招待を受ける。



自分はこの19話から21話が嫌いで、Gレコの中で一番不出来だったと思っています。

ビーナス・グロゥブのオーシャンリングにやって来たのに、特別な描写はなく、ひたすら戦闘ばかり。印象に残らないモビルスーツがたくさん出てくるし、金星までやって来たことを印象付けることに失敗したのではないでしょうか。

ビーナス・グロゥブの中にもジット団というレコンギスタ派がいるというのはわかりますし、自警団がいるのもわかる。彼らがフルムーンシップを作りながらクレッセントシップまで欲しがっているのはなぜなのか、ラ・グーと決別しようとしているのかしていないのか。

これではなにも伝わらない。何度観ても酷い出来です。

第19話のいかにも説明的な部分もそうで、こうやって説明することで視聴者はこれが公式だと受け取ってしまいます。

G-セルフの機体はレイハントンが子供たちを守るために特殊機能をつけたという話になって、G-セルフは子供たち専用の機体となると、ラライヤが操縦できた意味が余計にわからなくなる。ドレッド軍の中の別動隊であるラライヤだけなぜ機能解除出来たのかわからなくなってしまう。

ラライヤが地球に偵察に出るときにはとっくにレイハントンは死んでいるのに、なぜ子供たちを守る機能というものがあって、ラライヤをパイロット登録したときには機能が解除されたのかさっぱりわからない。適当な説明ならしない方がマシなんですね。

そういうわけなので、19話から21話についてはほとんど公式を無視して解釈しています。というより、この部分を見て、公式はこの作品に関してやる気も能力もないのだと判断しました。

G-セルフのエネルギーが船のエネルギーの流れをよくして航宙艦の出力を上げるなんて馬鹿らしくて聴いていられない。公式と決別した瞬間でしたね。サンライズといっても現在の主力は所詮ゆとり世代。大したアイデアなんか出るわけないんですよ。

世の中には絶対的な答えがないと何もできない、自分の頭で判断できない人々というのがいて、そうした人は公式を絶対視してしまいがちです。

しかし公式といっても考えているのはガンダム世代でもないゆとり社員。頭は悪いし、そもそもガンダムなんて好きじゃない。

この物語の骨子を知れば、「∀ガンダム」のあとの話だとすぐに分かるのに、劇中に出てきた記録に振り回されて何ひとつアイデアを出して解決できない。その程度なんですよ。

そういうわけですから、Gレコの物語は公式を無視していいんですよ。富野監督は孫の代が続編を作ってくれればいいとインタビューで答えているそうですが、孫の代はゆとり世代でバカすぎて何も作れやしません。Gレコの続編など誰も作ったりしないわけです。

ファンが勝手に考えて、より良い説明を導き出して、物語に深みを与えていけばよいのです。当ファンジンは、各話箇条書きのあとで、ビーナス・グロゥブの歴史など考察して、続編があるとしたらどういう話になるのか考えていくことにします。


この続きはvol:18で。次回もよろしく。



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