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「Gレコ ファンジン 暁のジット団」vol:13(各話箇条書き③) [Gのレコンギスタ ファンジン]

「ガンダム Gのレコンギスタ」のブログ内同人誌「暁のジット団」vol:13をお届けします。

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4話から6話はカリブ海の孤島に隠れていたメガファウナを探し当てたデレンセンが部隊を率いて襲撃してくるところから、囮作戦のために弾道飛行を行ったメガファウナに再びデレンセンが仕掛け、ベルリに撃退されるまでが描かれていました。

第5話ではルインがマスクとなってアーミーに入隊。いきなり新型機を任されています。

ベルリがピンチに陥るたびに発動するG-セルフの謎の発光現象の解釈が問題になってきますが、vol:12で考察したように、レイハントン・コードとともにその機能が取り付けられたとすると、ロルッカやミラジがその秘密を知っていたことになってしまいます。

元々あるパイロットを守るための機能だとすると、もっと汎用的に用いられていたはずです。つまり他のモビルスーツにも機能が備わっていないとおかしい。

そこで当ファンジンで考察しているような、宇宙世紀末期にスコード教の考えにも適うサイコミュが開発され、それをレイハントンが対レコンギスタ用に設計図だけ準備していたところ、図らずもクーデターに遭い死亡した。残された設計図を元にロルッカやミラジが組み立てたもののサイコミュのことまで理解できず、隠し機能のようになってしまった。

G-セルフのコアファイターコクピットはサイコミュ搭載で、ニュータイプの資質のあるラライヤとベルリが乗ったときだけ謎の発光現象を起こしたと。さらにのちのち考察するつもりですが、G-セルフの月光蝶とも関係あり、人類が絶滅するきっかけになった出来事とも関係があるのではないか。

これらのことも踏まえつつ、7話から9話を観ていきましょう。


第7話 マスク部隊の強襲

ルインが大型戦艦ガランデンの中にクンタラ出身者だけを集めたマスク部隊を作る。彼は功績を挙げ、やがてはキャピタル・テリトリィを支配するまでになりたいと夢想している。ガランデンはクンパ大佐がゴンドワンから調達したもの。

マスク部隊はそのままメガファウナを強襲する。そんなときに限ってG-セルフはラライヤが動かしていた。ベルリはラライヤから機体を取り上げ、苦戦するクリムの救援に出る。

タワーの第1ナットから、ベルリの母ウィルミット・ゼナムが息子恋しさに大気圏突入グライダーで飛び出してしまう。入念な演技の練習のたまもので、アーミーには気づかれずに地球に降下していく。

ベルリが苦戦するなか、突如としてアメリアのMAアーマーザガンが救援にやってきた。


第8話 父と母とマスクと

救援に駆けつけたのはビレイに乗ったアイーダの父グシオン・スルガンだった。彼は補給物資としてG-セルフにトリッキーパックを装着させた。

マスク部隊は甚大な被害を出しながらまだ諦めていなかった。交戦は続き、バックパックに慣れないベルリは苦戦する。

戦闘は終了したが、アイーダは機体の不調で高高度まで飛び上がっていた。助けに行ったベルリは、そこでタワーから降りてきたグライダーに母が乗っていることを知り救出する。

ウィルミット・ゼナムはグシオン・スルガンと旧交を温めつつ、アメリアの戒律破りを咎めた。アメリアは協定に基づき解体されたはずの船を海賊船メガファウナとして運用していたのだ。スルガンはアメリアの技術はすべて自前のもので、ヘルメスの薔薇の設計図とは関係ないと念を押した。

アイーダは宇宙からの脅威を写真で示してみせた。アメリアのやっていることはタブー破りばかりでウィルミットにはおよそ耐えられなかった。彼女の与り知らぬところで、いつの間にか最大のタブーである戦争の準備は着々と進んでいるのだった。

ルイン恋しさにキャピタル・アーミーの一因になったマニィは、そのままマスクと同じガランデンのクルーになっていた。彼女はマスクがルインだと気づくが、半数を失った敗戦を悔やむ彼にはいかような言葉も不要であった。



第9話 メガファウナ南へ

クリムとミックがメガファウナを離れる。

ベルリは母に代わってメガファウナでキャピタル・テリトリィに入ってくれと頼み込む。宇宙からの脅威が本当ならば、アーミーとアメリア軍が協力して防衛任務に当たる必要があるとの理由だった。

これを聞き入れたグシオン総監はメガファウナを180度旋回させ、南へ進路を取ってイザネル大陸へ入った(?)。ここで民間人から物資を調達すると同時に、ウィルミットは有線回線を使ってキャピタル・ガードへ連絡を入れた。

索敵に出されていたマスクとメガファウナが鉢合わせをして戦闘になる。だが今回はマスク側の戦力が乏しく、長くは戦わなかった。マスクはすぐにクンパ大佐に援軍を要請した。

ウィルミットからの連絡を受けたケルベスがレックスノーで応援に駆けつける。

メガファウナのドニエル艦長はスコード教にほとんど興味を示さない。グシオン総監はキャピタル・テリトリィに物資が豊富にありすぎるのがお気に召さない。

ウィルミットはグシオンを法王に面会させた。グシオンはスコード教が宇宙に人がいるとは教えていないことを問いただすと、法王はフォトンバッテリーは湧いて出てくるものではないと応えた。フォトンバッテリーは地球人では解体も修理も出来ない。やろうとすると爆発する。それが独占の悪を生むのではないかと。

アイーダがクンパ大佐に対してヘルメスの薔薇の設計図のことを訊ねようとしたとき、突然ゲルベスが部屋に入ってきて彼女とベルリ、ノレド、ラライヤを連れ出した。



7話から9話は重要な情報開示があった回でした。

ふたつ指摘したいのですが、カリブ海から南へ進路を取ったメガファウナがイザネル大陸(アフリカ大陸)に入ったとの科白が出てきます。おそらくこれは間違いで、キャピタル・テリトリィのあるエルライド大陸(南米大陸)に入ったの間違いだと思われます。

自分はこの9話の記憶があったので、キャピタルがアフリカにあるのだと思い込んでいました(訂正済み)。初見のときから、現在のアフリカ大陸が長い年月をかけて南米のようなテーブル台地と水の溢れるジャングルに変わったと思い込んでいたのです。

しかし、ゴンドワンにスコード教信者が多く影響力も大きいなどの情報もあるので、いろいろ辻褄が合うのはキャピタルをアフリカ北部に置くことです。自分はキャピタルはイザネル大陸の中にあるので、大陸の使者をキャピタルで接待していたのだと想像していました。

ふたつめに、トリッキーパックのことです。ここでバックパック装着時にもおかしなことが起こると描写してしまったために、G-セルフの特殊性能がどのようなもので何があると作動するのかわかりにくくなった。おもちゃありきで何でも出すからこういうことが起きる。アニメの完成度を下げるような意味のないギミックはやめてもらいたいものです。

第9話で重要なのは、アメリアの人間がそれほど敬虔なスコード教ではないということです。これは彼らが自分たちの先進性に自信を持っているからで、ヘルメスの薔薇の設計図には頼っていないと自信を持って言えるまでになっています。

キャピタルがアフリカにあれば、近い地域ほど宗教色が強く、物資も豊かだと説明できる。アフリカが一番豊かで、次に欧州(ゴンドワン)、大西洋を渡ったアメリアにはキャピタルの恩恵はほとんどなく、ゆえに自主独立の機運が強いと説明できたのに惜しいことです。

キャピタルをアフリカではなく南米にしたのは、現在の気候や風土を意識しすぎたと思いますね。

当ファンジンでも宇宙世紀から2000年が経過、公式だと1万年以上が経っているのに、南米がいまと同じような風土であるはずがない。何度もコロニー落としをされているのに、あり得ないはずです。大きな地殻変動も起きているはず。

地理に関しては公式に合わせて、「イザネル大陸に入った」との科白は間違いだとしておきますが、明らかな間違いに関してはBD版で修正してもらいたかったですね。


この続きはvol:14で。次回もよろしく。




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