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「劇場版BEM BECOME HUMAN」(2020年作品)感想 [映画]

博史池畠監督による日本のアニメ映画。

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<あらすじ>

ベムはベルムという名前になって製薬企業ドラコ・ケミカルで働いていた。彼は1日朝版会社から支給された薬を飲んでいた。会社での評判は良かったが、ベルムは記憶を失うことがあった。そして会社は妖怪人間にまつわる研究を行っていた。妻と子供がいるが、彼らはどこかよそよそしかった。

彼が住むおかしな街に、捜査官のソニアがやってきた。彼女は違法薬物の捜査中に人工的に作られた妖怪人間に襲撃されるがベロに助けられ、そののちベルムに会うことになった。だがベルムは彼女のことを覚えていなかった。街のダイナーではベラがウェイトレスとして働いていた。ソニアはすっかり変わってしまった妖怪人間たちに戸惑った。

ソニアにベムと呼びかけられてからベルムは自分に疑問を抱くようになり、薬を飲むのをやめた。すると体調がおかしくなり会社で処方された別の薬を飲むことになった。意識を失ったベルムは、研究室へ運ばれた。そこにはDr.リサイクルがいたが、ベルムは覚えていなかった。銃を向けられたので抵抗すると、彼は親友と思っていたバージェスに撃たれてしまった。ベルムは覚醒してベムに戻った。

捜査を続行していたソニアに街を出ようと誘われたが断り、彼はいったん家に戻った。するとそこで、家族はおろか街の人間すべてがドラコ・ケミカルが作り上げた人工妖怪人間だとわかった。妻も子供も妖怪人間だったのだ。そのころソニアはベラに協力を求めるが断られ、ドラコ・ケミカルに捕まってしまった。彼女は撃たれ、瀕死の重傷を負う。ベムは彼女に自分の不死身の命を与えた。

ベム、ベラ、ベロの活躍によってドラコ・ケミカルが作り上げた人工妖怪人間たちは抹殺され、ソニアは不死身の人間になった。

<雑感>

テレビ版「BEM」は1話切りしてしまったが、アマプラに置いてあったので何気に視聴した。この作品はキャラクターデザインが好みではなく、家族設定も捨て去っていたので随分ガッカリしたものだが、その印象は劇場版でも変わらなかった。3人の妖怪人間たちが、人間の真似をして家族ごっこをしているところが良かったのに、それぞれ自我の欲求に従ってバラバラになるなんて悲しすぎる。

旧作はとんでもない鬱エンドで70年代アニメの中でも屈指の最終回の面白さを誇る作品だが、最後人間に絶望する彼らであっても、自分の心の中にある人間の理想像までは失っていない。そして彼らは自分たちの理想の人間を演じ続けることを選ぶ。

☆2.6。それなのにこの作品は、「個」になって終わるのだ。単細胞生物が分裂して生まれた妖怪人間が、人間に憧れ、人間に絶望し、人間の理想に恋い焦がれる旧作の思想性に到底及ばない脚本である。正直、酷い。








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