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「続 雷電」(1959年作品)感想 [映画]

中川信夫監督による日本の伝記映画。出演は宇津井健、北沢典子、坂東好太郎。

<あらすじ>

太郎吉とおきんは心中の覚悟を決めるが、大田蜀山人に諭されて思いとどまり、改めて立派な相撲取りになるまでふたりは会わないと固く決意した。

谷風部屋に戻った太郎吉は、白根山という名を貰って稽古に打ち込んだ。場所に出場すると連戦連勝。蜀山人に連れられて男装してまで相撲観戦したおきんだったが、彼の錦絵を買い求めようとしたところ前の女にすべて買われてしまい悔しい思いをした。その女は町娘のお八重といい、酔った侍に追いかけられていたところを太郎吉に助けられて惚れたのだった。

おきんに執着する本多は、嫌がらせをして谷風部屋の相撲取りを場所に出させないようにした。仕方なく巡業に出た一行はそこでも勝手な興行にいちゃもんをつけるヤクザに言い掛かりをつけられ、それを太郎吉が投げ飛ばして撃退した。太郎吉に救われた谷風親方は、実は未練を断つため江戸を離れたおきんが誘拐されたことを告げた。そのころおきんは大岩の屋敷に匿われていた。

しかし、太郎吉に操を立てるためにどうしても手籠めにされたくないおきんは自力で逃げ出していた。太郎吉は本多の差し金で出場禁止になっていたが、蜀山人が本多を煽って禁止が解け出場できるようになったが、手を貸してくれた上州屋が娘のお八重に太郎吉をと申し出たことがお八重を狙っていた本多の家臣の深部の耳に入り、激怒した深部はお八重を手籠めにしようとした。

お八重は反撃して深部を刺し殺した。現場に駆けつけた父の上州屋は責任を取って自害した。お八重は松平出雲守に預けられた。松平出雲守は災難の多い太郎吉に、白根山からの改名を提案した。そのとき稲妻が光り、それにちなんで雷電と名付けられた。本場所に出場した雷電はまたしても連戦連勝、そしてついに本多お抱えの大関小野川との対戦。激戦の末に見事勝利を収めた。

出雲守は喜び、お八重との祝言を命じた。雷電はおきんと祝言を上げるつもりだったので断った。そのころおきんも蜀山人の元へ舞い戻っていた。蜀山人はおきんに対して雷電のことを考えて身を引けと申しつけられるが、雷電のために操を立てたおきんは承知せず、どうしても会わせてくれと必死に願った。これに折れた谷風親方も承知して、ふたりは面会した。

そこで雷電は、もう相撲取りはやめて田舎に帰るからそこで一緒になろうとおきんに伝えた。するとおきんはそれを嬉しいと思いながらもこのままではいけないと雷電を突き放し、自らは身を引いた。雷電は出雲守の言いつけ通りお八重と結婚して故郷に錦を飾ったが、おきんのことを問われると返す言葉がなかった。おきんはずっと彼を見守り続けていた。

<雑感>

これは良い映画だった。やっぱり人情噺っていいよな。史上最強力士として名高い雷電爲右衞門の伝記映画で、おきんという女性を登場させることでドラマを盛り上げている。性格は誠実だったといい、猫が大好きだったとか。2メートル近い巨漢の雷電が、猫とじゃれ合っている姿を想像するだけでほっこりする。

劇中に登場する本多は、幕閣の本多忠顕のことで、出雲松平家と仲が悪かったことからずっと雷電に嫌がらせをしていた人物。雷電が生涯藩のいざこざに悩まされたのは、本多忠顕のせいである。結局死ぬまで政治との関係で苦労することになる。

☆5.0。脚色されている部分が多いが、人情噺としてよく出来ており、あれほど惹かれ合ったおきんとの別離のシーンは泣ける。公開当時はさぞ評判を呼んだことだろう。文句なく面白い。











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