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「鳥」(1963年作品)感想 [映画]

アルフレッド・ヒッチコック監督によるアメリカのスリラー映画。出演はティッピー・ヘドレン、ロッド・テイラー、ジェシカ・タンディ。

<あらすじ>

メラニーとミッチは小鳥屋で出会った。ミッチは妹のために小鳥を探しており、メラニーを店員と間違えて話しかけてしまった。その日を境に、街の至るとこでカモメやカラスが異常行動を取るようになった。メラニーとミッチたちの交流は徐々に親しくなっていくが、鳥たちの異常行動によって次第にそれどころではなくなってきた。

鳥たちは次々に人間を襲撃していった。街では多くの死人が出た。弁護士のミッチはなぜか鳥の襲撃の責任を追及されたメラニーと家族を家に庇った。鳥も危険だが、人間も危険だった。鳥たちはメラニーめがけて襲い掛かってきた。メラニーは2階へ逃げたが、そこには1羽の鳥が静かに立っていた。

1羽が侵入した隙間から次々に鳥たちが入ってきてメラニーに襲い掛かった。怪我をした彼女を病院へ連れていくためにミッチは車を出そうとした。精神を病んでしまったメラニーと母、それに妹を連れたミッチは、鳥たちで埋め尽くされた道路を静かに進んでいった。

<雑感>

その昔、土曜日は半ドンといって午前中だけ授業があった。半ドンと呼ばれた由来は、戦争中に土曜日の正午になると空砲が鳴らされたことによる。1日が半分終わったところでドンと鳴るから半ドンである。言葉自体は戦前からあったのだろう。

小学生は集団下校で、上級生に連れられて地域の人間が固まって家に帰った。上級生は地域の下級生をそれぞれの家まで送り届けてから帰宅する決まりであった。小学校には障害児もいたので、車椅子を押したり、精神薄弱の子がどこかに行ってしまわないように見張りながら帰った。6年生ともなると大回りしてすべての子を家に送り届けなければ帰れない。

帰宅すると母親が昼食を作って待っていた。土曜の昼なんてものはチャーハンか焼きそばと相場が決まっていて、土曜日といえば母親が作るちょっと油っぽいチャーハンの味を思い出す。そのチャーハンを食べながら見ていたのが、土曜の昼間にやっていた洋画の数々である。

オレが小学生の頃はすでにカラーテレビになっていたので、白黒作品をテレビで見た覚えはない。だから1960年代から70年代の洋画が放送されていたはずだ。ジャッキー・チェンの作品も土曜日の昼に観た。そしてこの「鳥」も土曜日に観た洋画のひとつだ。当然吹替である。何度も放送された。

母親からヒッチコックのことを聞きながらすっかりのめり込んでしまった。鳥が突然襲撃してくる脚本の怖さもさることながら、やはりヒッチコックの演出が怖かったものだ。これはちゃんと演出できる人間でなければチープすぎてお話にもならないだろう。

美男美女の出会いから始まって、鳥たちの襲撃によってそのふたりが傷つきボロボロになって終わるまで、息つく暇もないほどである。演出テクニックの話をし始めたらきりがない。それほどアイデアがたくさん詰まった傑作映画である。

☆5.0。まさに文句のない傑作映画。プライム特典に追加されていたので視聴したのだが、チャーハンの味とともに小学生の頃の興奮がまざまざと蘇ってきた。





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