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「わが町」(1956年作品)感想 [映画]

川島雄三監督による日本のドラマ映画。出演は辰巳柳太郎、南田洋子、大坂志郎。

<あらすじ>

佐度島他吉は外地で揉め事を起こして日本へ強制送還された。長屋の女に惚れたところその女は4歳の子を残して他界。他吉は残された初枝を男手で育てることになった。10年が経ち初枝も立派に成長したころ、彼女に新太郎という恋人ができた。複雑な心境ながらも結婚させることを約束したものの、新太郎はどうにも頼りない。そこで外地に出して働かせることになった。

ところが新太郎は外地で死んでしまった。身重だった初枝はショックのあまり子を産んでそのまま死んだ。他吉は生まれたばかりの君枝のため、さらに働いた。君枝は大きくなり、次郎と愛し合うようになった。そこに太平洋戦争が起き、敗戦。他吉はGIの運転手になって稼いだ。サルベージ会社で働いていた次郎が君枝と再会して愛し合うようになる。

次郎は仕事のためにマニラに行くという。君枝のことを想う他吉は、喧嘩で大怪我を負った後で有り金すべてを次郎に託し、君枝をよろしくと言い残すといずこへと去っていた。他吉はプラネタリウムで息を引き取っていた。

<雑感>

戦前の庶民の一生を描いた労作。戦後民主主義教育でおかしくなった人らは、戦前と戦中の区別がつかないのだが、いわゆる悲惨な戦中なるものは4年ほどのこと、そのうち本当に悲惨だったのは1年半と言われている。この1年半が飢餓を伴うものであまりにつらかったために強調されているだけだ。戦前とは戦争中に断絶された明治以降の日本の歴史のことで、戦争をしなければいまでも大国家である。

しかしまだまだ貧しい時代のことで、庶民は豊かな欧米諸国が植民地で行う公共投資にすがって稼ぐ人間も多かった。他吉はそんな人物である。フィリピン時代に英語を少し齧ったので、GIの運転手の職も得たのだ。

☆4.5。オレが大東亜戦争を否定するのは、植民地の開放などしなくていいと考えているからだ。もし欧米諸国の中から「人道的なことを勘案して植民地支配はやめよう」という意見が出てからでよかった。それまでは日本は植民地からもっと搾取すべきであった。租界地のある場所を共産主義者が侵略してこれば、欧米日本連合で共産主義者と対抗できた。

なにもかも全部日本でやろうとするからなにもかも全部失ったのだ。大東亜共栄圏など作らずに良かったし、アジア諸国は植民地のままでよかった。未来永劫そのままで全然かまわんかったね。











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