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「沓掛時次郎」(1954年作品)感想 [映画]

佐伯清監督による日本の時代劇映画。出演は島田正吾、水戸光子、辰巳柳太郎。

<あらすじ>

ヤクザ者の沓掛時次郎は、一宿一飯の恩義によって見ず知らずの六ッ田の三蔵を斬った。三蔵は死に際に妻おきぬと子供太郎吉のことを彼に託した。時次郎はふたりを実家へ送り返した。おきぬは夫の敵である彼を憎んだが、実家で受けた仕打ちは彼女に厳しいもので、おきぬは次第に優しい時次郎を想うようになった。

時次郎も待ったおきぬが忘れられず、堅気になって再会した。ふたりは夫婦になり、三蔵の忘れ形見太郎吉を慈しみ、やがておきぬは身ごもった。堅気になったといっても日雇い労働でしかない時次郎には金がない。そこで前借りを頼んだがすげなく断られ、頭に来ているところに喧嘩の助っ人の仕事が舞い込んだ。

ヤクザからは足を洗った彼であったが、子供の出産のためには金が要る。彼は仕事を引き受けた。ところが彼がチャンバラに明け暮れているとき、おきぬは産気づいてそのまま死んでしまった。戻った時次郎は、妻の亡骸を前に愕然とした。時次郎は太郎吉を連れて旅へ出た。

<雑感>

これはつらい。おきぬは時次郎がウソをついて喧嘩の助っ人に向かう前に、もうお前さんが帰ってこない気がすると呟いて夫を送り出す。ところが自分が死んでしまうのだ。やるせなく、時次郎に巡ってくる因果応報の情け容赦なさに胸が痛む。

☆5.0。やはり人情あっての任侠もの。人情がなくてヤクザががなってるだけの昨今のヤクザ映画はなんか違うんだよな。これは心にしみるいい映画だった。











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