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「雨」(1932年作品)感想 [映画]

ルイス・マイルストン監督によるアメリカの文芸映画。出演はジョーン・クロフォード、ウォルター・ヒューストン、ウィリアム・ガーガン。

<あらすじ>

娼婦のサディ・トンプスンは、故郷を逃れたのちは流れ流れて南の島へやってくるまで落ちぶれていた。彼女はどこへ行っても白眼視される。それにも慣れねば彼女は生きていけなかった。

バゴバゴ島で足止めを食ったアメリカ人たちの中に、伝道師のデイヴィッドがいた。彼は娼婦であるサディを力づくでも救済してやろうと試みた。一方でサディは、米軍のオハラ軍曹に優しくされ、彼と結婚して故郷アメリカへ戻ることを夢見ていた。しかし、オハラは娼婦と関係を持った罪で営倉入りさせられた。

それを伝え聞いたサディは、甘い夢を捨てて信仰に生きる決意をした。オハラは脱走して彼女と逃げようとしたが、彼女は拒んだ。彼女は故郷で刑に服する気持ちを固めた。ところが彼女は、伝道師のデイヴィッドスンにレイプされた。彼女の敬虔な気持ちは吹き飛んだ。

デイヴィッドスンは良心の呵責に耐えかねて自殺した。憎しみのあまり娼婦の顔つきになっていたサディも、伝道師の死によって少しだけ心が和らいだ。自分が拒絶したオハラがまだ自分を愛してくれるのなら。彼女は再びオハラを受け入れ、ともに帰国する決心をした。

<雑感>

原作はサマセット・モームの「ミス・トンプソン」。劇中で彼女の名はほぼトンプソンになっている。さすがに文芸作品だけあって心にグサッと刺さってくる作品であった。

娼婦で、現地人の女になってまで生き延びた彼女は、誰もが蔑む立場にありながら、オハラの愛情の中に救済を見つけた。この気持ちを利用して伝道師は彼女を信仰の道へ導いた。オハラが自分のために営倉入りになったと聞いたサディは、より自分を清廉にしようと信仰にすがった。

ところがそれが裏切られる。一夜にして彼女は元の娼婦の姿に戻る。厚化粧で着飾った姿は、彼女の防衛のための鎧なのだ。しかしオハラは娼婦であろうが、何だろうが関係なしに愛してくれる。こうして信仰の価値観を揺るがせている。日本人にとっても驚きの内容だが、欧米人にとってこの作品はもっと本質的な恐怖を感じるものに違いない。

☆5.0。過去作でタイトルも地味なので、映画雑誌などで見かけてもスルーしてきた作品だったが、とんでもない傑作映画であった。


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