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「プロスペクト / Prospect」(2018年作品)感想 [映画]

ジーク・アール、クリス・コールドウェル共同監督によるアメリカ・カナダのSF映画。出演はソフィー・タッチャー、ペドロ・パスカル、ジェイ・デュプラス。

<あらすじ>

父のデイモンと娘のシーは、お宝を探して小型ポッドで惑星へ降り立った。汚染されているが、美しい森の惑星で、奥深くには希少な宝石が眠っている。それを回収しようというのだ。ところが途中で二人組の男と遭遇して撃ち合いになってしまった。父と相手のひとりが相撃ちになって死亡。娘シーと生き残りのエズラがともに協力するしか生き残る手段はなくなった。

エズラは掘削作業者で、団体に雇われていた。彼を警戒していたシーだが、原住民に助けを求めた際に、相手からシーを売り渡せば欲しいものは与えると提示されてもそれを断り、威圧的な父よりシーの話を聞いてくれる優しさを持っていると分かってきた。

軌道衛星上までの帰還手段を失ったふたりは作業場へと向かい、仕事の報酬を値引く代わりに自分たちを衛星軌道上まで上げて欲しいと頼んだ。団体のボスはそれを断った。しかし粘って何とか約束を取り付けた。ふたりは団体が欲しがっているものを協力して回収することになった。

宝石は女王の巣から取り出すしかなかった。女王が生み出した卵のようなものを切り拓いて取り出そうとするが、腕を負傷していたエズラは失敗、シーが試みるも失敗。相手は怒ってふたりを抹殺しようとした。エズラは反撃に出て、団体の女用心棒を殺した。エズラは負傷して、シーに独りで逃げるように促した。シーはいったんその場を離れるが、それは治療の道具を取りに行くためであった。

エズラの治療は何とか終わった。現地人に処刑されそうになっていた男がふたりを助けた。ふたりは帰還用の脱出艇を奪うと、軌道衛星上へ向けて飛び上がった。

<雑感>

低予算のSFで、おそらくはカナダの森の中で撮影したのだろうが、70年代のSF映画の雰囲気を持ったなかなかの良作であった。女王の巣にはより良質で大きい宝石があり、冒頭部分で宝石を手に入れたシーの父親が向かおうとしていた場所に、結局エズラと向かうことになったという構成。

貧しい家庭のシーにとって父は唯一絶対的な存在であったが、対比して描かれるエズラが彼女にとっては父以上の存在に初めて出会った存在になる。シーが外の世界に触れて、より良い選択肢というものがこの世界にはあるのだと気づいたきっかけになっている。

より良い選択肢がこの世界にはあるのだと気づいたシーは、独りで逃げるか、エズラを助けるかの選択を迫られて、危険を冒してでも彼を助けることを選ぶ。これはエズラを慕うようになったとかではなくて、シーもまたより良い選択肢を相手に与える人間になろうと努力できるように成長したと解釈すべきであろう。

☆4.0。なかなかのSF作品であった。金をかければもっとすごい作品もできようが、金をかければそれだけ有名俳優を使ったり、プロデューサーの権限が強くなったりして作家性が発揮できなくなり、この面白さが失われてしまうかもしれない。








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