SSブログ

「アメリカン・サイコパス」(2019年作品)感想 [映画]

ガブリエル・セイント監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はウィル・ロスハー、ナンシー・リネハン・チャールズ、ブルック・カルバートソン。

<あらすじ>

画家のチャンスは、スランプでまったく描けない。恋人リリーの何気ない一言で彼はインスピレーションを求めて様々なモデルを雇い入れた。その中に、犯罪心理学を学ぶチャーリーがいた。彼女こそが理想のモデルと感じたチャンスは彼女にもう一度モデルになってくれと頼んだ。

チャーリーは学校の勉強が忙しくてその依頼を断った。するとチャンスは彼女のことを調べ上げてストーキングするようになった。そして彼女の家に侵入して、彼女を観察しようとするうち、芸術へ至る行為として殺人を願望するようになった。そのことを打ち明けると、狂ってると拒否された。

彼は芸術に至る行為として殺人を実行した。チャーリーは彼に殺された。そしてチャンスは気づいた。自分は芸術家などではなく、殺人鬼なのだと。

<雑感>

ああそういうオチですかと妙に納得した作品。アマゾンの評価が1点台で、まるで期待していなかったがそこそこの作品だった。

キャンパスが真っ白な自称芸術家と、犯罪心理学を座学で学ぶ女性。どちらも未熟な人間ながら、描けないプレッシャーがチャンスを一足先に行動に駆り立てた。チャンスの欲求は行為へと至り、学生のチャーリーは身近な人間の中に犯罪性を見つけられなかった。

まぁ、そんな対比が描かれている。脚本家としては、大学で学ぶような事例よりもっと奥深い人間心理を描き出したつもりなのだろうが、表現欲求と殺人欲求がなぜ似ていたのかは全く提示されていない。承認欲求であることが少しだけ出てくるが、殺人が承認欲求に基づくものだとはされていない。

おそらくそんな心理は存在しないはずで、肝心な部分の裏付けがないところがこの作品の最大の欠点だ。

☆2.4。チャレンジ精神は買うが、もうちょっと人間観察でリアリティを出してくれないといかんね。











コメント(0) 
共通テーマ:映画

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。