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「ブラック・ジャック 劇場版」(1996年作品)感想 [映画]

出崎統監督による日本のアニメ映画。原作:手塚治虫。キャラクターデザイン:杉野昭夫。

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<あらすじ>

世界中で超人類ブームが起こっていた。従来の人間では考えられない集中力でパフォーマンスを発揮する彼らは、アトランタオリンピックや芸術の分野で次々に驚異的な活躍を見せる。ところが、実は彼らはある共通の病気に冒されていた。

超人類と呼ばれる人達の入院管理をしているブレーン製薬のジョー・キャロル・ブレーンから、彼らの体に巣喰う病原菌の原因究明と手術を依頼されたブラック・ジャックは、その病原菌が脳下垂体の中に入り込んで、大量のエンドルフィンを分泌させていることを発見する。しかし、そもそも病原菌を彼らに移植して人体実験を行っていたのがジョーの仕業であることを、戦う医師団“M・S・J"のメンバーによって知らされたブラック・ジャックは、その非人道的なジョーのやり方に腹を立て、研究を降りようとした。ところが、ジョーはピノコを人質に取った上に、ブラック・ジャックの体内にその病原菌を植えつけてしまった。

研究を続行しなければ、ピノコと自らの命も危険に晒されてしまうことになる。ブラック・ジャックはジョーがその菌を発見したという砂漠に赴いて、それがフルジウムという花の花粉であることを突き止める。一方、ジョーは行き過ぎた研究を非難されて、ブレーン製薬の会長の刺客によって射殺された。ブラック・ジャックも体に入り込んだ病原菌に次第に蝕まれていく。だが、彼は長い間砂漠に住んでいる砂漠の民によって命を救われた。彼らは、その花粉の抗体の存在を知っていたのである。

抗体を手に入れたブラック・ジャックは、瀕死の状態の超人類達を救うと、ピノコとふたりで再び闇の医療の世界へと戻っていった。 Wikipediaより転載。

<雑感>

YouTubeの公式アニメch アニメログで公開中だったので視聴。この作品公開時は東京に住んでいたので、半分仕事のような形で劇場に脚を運んだ。そして大変感動したのだ。

冴えわたる出崎統の演出、当時ピークだった美麗な作画、何もかも素晴らしくて手塚のアニメ作品としては出色の完成度だった。こんな作品に関わってみたかったものである。

それに何といっても、ゲスト登場人物のジョー・キャロル・ブレーンの声優が涼風真世。大ファンだったんだよね。結婚してからあまり活動しなくなって寂しい限り。離婚したって聞いたけどな。いまはどういう仕事をしてるんだろう。

物語はオリジナルながら、「ブラック・ジャック」のイメージは壊していない。手塚がこのテーマに取り組んだならば、寿命を縮めてもいいから輝きたい人間や、死を覚悟してスポットライトを浴びることを願いながら金を稼いでしまうと死ぬのが惜しくなってBJにすがってくる人間など、命を対価にして名声を得る人間の醜さをもっと掘り下げたはずだ。

☆5.0。そういう想像ができるほど手塚的テーマで描かれたオリジナル版ブラックジャックである。


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