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「危いことなら銭になる」(1962年作品)感想 [映画]

中平康監督による日本のアクション映画。出演は宍戸錠、長門裕之、浅丘ルリ子。

<あらすじ>

紙幣印刷用紙10億8千万円分が盗まれた。用紙には透かしが入っており、偽札づくりの手に渡ると大変なことになる。ガラスのジョー、計算機の哲、ブル健の3人は、用紙を盗んだ相手に偽札づくりの名人である坂本老人を売り込んで大金をせしめようと考えた。

交渉相手の事務所に乗り込んだ3人だったが、相手はそんな話に安易に乗るような人間ではない。坂本老人争奪戦が始まり、数に劣る3人は苦戦を強いられた。しかも用紙は相手の事務所のバイト女性が盗んでいってしまい、彼らが苦労して手に入れた金を交換してみると、その金もまた偽札だった。

<雑感>

ドル紙幣との交換というところに時代を感じる。若者は日本円がドルと並ぶ価値のあるものと当たり前のように考えているかもしれないが、1962年当時、まだ円はバーツやルピーよりほんのわずか価値が上程度の通貨でしかなく、1ドルは360円だった。

だから日本人はより強い通貨であるドルを持ちたがった。海外旅行なんて高根の花である。よほどの金持ちしかアメリカやフランスには行けなかった。

MMTなどという嘘八百の経済理論(理論になっていない)を信じている人間は、金なんていくでも刷ればいいなどというが、あんなものは真っ赤なウソで、現在の輸入に頼った経済体制でそんなことをすれば1ドル200円くらいの暴落はすぐにでも起きる。

ハイパーインフレの定義はインフレ率12875%なので、物価2倍程度ではハイパーインフレとは言わないが、物価が2倍になっただけで中小企業勤務や非正規雇用者は生活が破綻する。給与は急に2倍にならないからだ。金を刷れば刷るだけインフレになるので当然日銀は金融を引き締める。すると今度は日銀の財政が痛んでさらにおかしなことになる。企業も外国に買われまくる。

そもそも日本円の価値は200円程度じゃないかとの意見もあり、いまはドルが不安定なので日本円を高値維持させているだけなのである。社会情勢は一瞬で変わるものだ。プラザ合意であっという間に円高になったのなら、その逆も起こるのである。

とか書いているといつまで経っても映画の話にならないので戻すが、全編コメディタッチで、飄々とした坂本老人のキャラが立った愉快なアクション映画だった。宍戸錠は格好良くもどこかコミカルな雰囲気もあるイケメンなので、大変楽しい作品になっている。

☆4.8。ヘタに格好つけるよりこちらの方が路線としていいかも。








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