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「累 かさね」(2018年作品)感想 [映画]

佐藤祐市監督による日本のサスペンス映画。出演は土屋太鳳、芳根京子、筒井真理子。

<あらすじ>

顔に大きな傷を持つ累は、大女優であった母が持っていた秘密の口紅の秘密を知った。その口紅を塗ってキスすると、その相手と入れ替わることができるのだ。話を持ち掛けてきた男は、新人女優のニナを紹介した。ニナには何か事情があって女優業を続けられないのだという。

累には強い承認欲求があった。人前で演技をして多くの人に認められたいとの想いが強い。そんな彼女がニナの美貌を手にすれば、女優として大きな道が拓ける。あくまで累の演技力を利用するための計画だった。それでも累は話を受けることにした。

舞台女優として飛躍した彼女は、ニナの好きな人と肉体関係を持つ。ニナは嫉妬して関係を解消しようとしたが、彼女は睡眠障害があっていったん眠るといつ目覚めるかわからない病気があった。昏倒したニナから顔を奪った累は、ニナが眠っていた5か月間で実績を積み上げ、もうニナの演技力ではどうしようもないレベルまで有名になってしまった。ニナは顔を奪われた。

実は、大女優だった累の母もそうして他人の顔を奪い、大女優になったのだった。

<雑感>

昔の少女漫画のような話で、かなり好みの作品だった。いつも書いている邦画のくすんだ色ではなく、青味がかってもいないナチュラルな色合いの画面も良かった。ニナが舞台女優で、演じる役柄がそのときの累の心境を表しているのも良かったし、土屋太鳳の舞台での動きも良かった。

ラストのところでいろいろ情報が開示されていくのだが、映像的にはほぼ舞台の映像。これがなかなか迫真で、物語の背後にある複雑な関係を想起させるような動きなのだ。

土屋太鳳は背が低くて映えない気がしていたのだが、身体を綺麗に動かすことができるらしく、サロメを演じているときの彼女はとても美しかった。それがまた物語に迫真性を加えていた。

☆4.2。これはかなりいい。舞台のシーンはもっと長くてもいいくらいだった。


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