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「月は上りぬ」(1955年作品)感想 [映画]

田中絹代監督による日本のドラマ映画。出演は笠智衆、佐野周二、山根寿子。

<あらすじ>

奈良へ疎開したまま住み着いた浅井家には、未亡人の千鶴、未婚の綾子、年頃の節子の3人姉妹がいた。年頃の節子は電気技師と綾子を結び付け、自分も無職だった恋人についていく形で上京した。父は未亡人になった千賀にも結婚を勧めた。

<雑感>

1950年代はいまの価値観で言えばものすごく貧乏だったし、おそらくこの映画は戦後間もないころを思い出して作られているはずだ。名優田中絹代の数作ある監督作のひとつ。最後のシーンは小津安二郎風だが、やっぱりちょっと違うんだよなぁ。千鶴の心理はあんな感じかもしれないけど、笠智衆のお父さんの心理はああじゃないんだなぁ。

娘に対する父親の気持ちは、女性にはわかりづらいのかもしれない。娘にとって最初の騎士たらんと頑張り、老いて若い男にその仕事を譲る寂しさがないんだよなぁ。それだけ小津安二郎の演出が凄いってことだろうが。この作品も素晴らしかったけどね。

☆4.0。田中絹代の監督作品は初めて見たかもしれない。いろんな監督の影響を受けているのだろうが、1950年代に女性としてこうして映画監督の道を開くひとりとして活躍できたのは、ひとえに彼女の芸に厳しい人柄あってのものろう。











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