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「テイク・シェルター」(2011年作品)感想 [映画]

ジェフ・ニコルズ監督によるアメリカのドラマ映画。出演はマイケル・シャノン、ジェシカ・チャステイン、シェー・ウィガム。

<あらすじ>

カーティスには妻のサマンサと耳の悪い娘ハンナがいた。幸福な家庭のはずだったが、カーティスは毎晩のようにリアルな悪夢を見て、そのたびに真に受けてしまい、家族を守るために家の中をいじくり倒した。妻のサマンサには何も言えず、精神科の医師に相談した。

カーティスの母は若くして統合失調症を患っていることも心配の種だった。カーティスはおねしょもした。妻との関係がぎくしゃくしたので、何もかも打ち明けることにした。

彼の偏狭はさらに酷くなり、会社でもトラブルを起こし、クビになった。健康保険が使えなくては、娘の難聴の手術が受けられない。彼は気落ちしたが、気晴らしに出かけたパーティーでも、夢の中の嵐のことを話して回って気味悪がられた。そして嵐がやってきたが、どうという被害はなかった。

彼は娘と海へ出掛けた。耳の悪い娘が、嵐と手話で告げた。夢の中で見た、油の混ざった雨が降ってきた。

<雑感>

これは黒澤明の「生きものの記録」(1955年作品)のオマージュ作品ですね。ハリケーンは核戦争とか、世界の終りの暗喩じゃないかな。世界の終わりを感じた主人公が、偏狭的に家族を守るために何かをするたびに家族や周囲からおかしいと言われて孤立する。精神異常を疑われる。そしてやってくる。

そうだとすると、三船敏郎とマイケル・シャノンを比較するしかないが、マイケル・シャノンは狂気がなかった。「生きものの記録」の三船敏郎は凄いからね。それにあの脚本。太陽を見て、地球が燃えていると絶望するあの演技と比べると、あっさりしすぎている。

☆3.0。悪くないけれども、黒沢には到底及ばない作品だった。脚本も焦点が定まっていない。














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