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「劇場版 Gのレコンギスタ Ⅱ・ベルリ 撃進」(2019年作品)感想 [映画]

富野由悠季監督による劇場版「Gのレコンギスタ」第2作。出演:石井マーク、嶋村侑、寿美菜子。

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冒頭はアメリア軍の周回軌道飛行訓練を成功させるための陽動作戦にメガファウナが出撃する場面。この戦闘でベルリはデレンセン教官を殺してしまう。

カーヒル大尉に続いて叩くことの意味を最悪な形で引き受けさせられるベルリが不憫でならない場面だが、テレビ版よりもかなり描写が細かくなっていて状況がわかりやすくなっていた。アイーダとカーヒルの関係もシーンが追加してある。このシーンのアイーダの顔の作画がいい感じだ。

カリブに戻って補給を受けたあとは、クンタラであることを告白したマスクが部隊を引き連れてメガファウナを急襲。ラライヤが死にかける。アーマーザガンがやってきて戦局が変わり、グシオンとアイーダが再会。G-セルフはバックパックを変える。

そこにベルリの母がグライダーで登場。危うくG-アルケインのアイーダが殺しかける。このグシオンとウィルミットを一か所に集めて宇宙からの脅威の話に繋げるところなども好きな展開だ。グシオンとウィルミットを乗せたメガファウナは長官を無事にキャピタル・テリトリィに帰すために低空で領空侵犯。長官からの電話を受けたケルベスがやってきてメガファウナに協力する。

ここでケルベスがデレンセンのことをベルリに尋ねるシーンが追加されている。テレビ版では知っているのか知らないのか曖昧になっていたのに、さらにベルリを追い込んでしまう。

グシオンとウィルミット、法皇、クンパ大佐らがクラウンの最終便で宇宙へ。乗員とケルベスらはメガファウナに戻ってウーシアで出撃したキャピタルアーミーのベッカー大尉と交戦。キャピタル開発の高トルクパックでこれを撃退するも、メガファウナはすぐさま宇宙へ上がることになる。

そのころ、クンパ大佐はゴンドワンから調達したガランデンを発進させ、貨物室に潜り込ませていたマックナイフを出撃させた。マスクとバララはマックナイフでガランデンに合流。メガファウナを追撃する。一方アメリアのニッキーニ大統領もサラマンドラと補給艦ガビアルを出撃させ、宇宙を目指す。サラマンドラの司令はクリム・ニック。

大気圏突入グライダーでアメリアへ帰還したグシオンは、これらを追いかけてラトルパイソンで出撃。法皇を人質に取ってキャピタルタワーを占領する当初の作戦に自分も参加するつもりになる。

それぞれの思惑を胸に、多くの宇宙戦艦がタブーを破ってザンクト・ポルト目指して航行した。

<雑感>

映画館に行くつもりだったのだが、例の新型コロナウィルスは大丈夫なのかと嫁にグズられ(当日、石川県で初の感染者確認。50代男性、県職員)、結局アマゾンで購入。第2作「Gのレコンギスタ Ⅱ・ベルリ 撃進」も文句ない面白さだった。

アーマーザガンが来る前にG-アルケインが変形したように見えたのだが、あれは変形じゃなくて脚を畳んだだけなのか。一瞬だったのでよくわからなかった。

ここから勢力図がややこしくなるところなので、第3作目の編集は大変そうだ。整理すると、まずグシオンの発案でキャピタル・タワーを占領するという作戦があって、メガファウナは主に陽動を担当するために国際会議の命令に背いて別名義の海賊船として残しておいた。

しかし、アイーダはその作戦はすでに無効になったものと思っている。グシオンもキャピタル・アーミーの存在を知って迷っていたが、大統領のニッキーニが息子のクリムを使って作戦を決行するというので自分もラトルパイソンで追いかけた。

そうした状況をキャピタルの調査部を利用して情報収集していたクンパ大佐は、アメリアの敵対国ゴンドワンに宇宙艦隊の必要性を訴えガランデン(スペース・ガランデン)を製造させ、その設計図の見返りにガランデン1隻を調達。クルーこそゴンドワン兵士であるものの、実質的な運用はマスク部隊にやらせている。

キャピタル・アーミーを作りながら、アーミーに全戦力を預けずに勝手な振る舞いをするクンパ大佐を、キャピタル・アーミーのジュガン司令は疎ましく感じている。ジュガンの思い通りに操れていないことで、クンパ大佐の目的が不明であることを示している。

アメリアのクリム、グシオン双方の目的がキャピタル・タワーの制圧なので、それを守るという目的のあるキャピタル・アーミーとの間で戦闘となり、彼らは地球圏を離れない。しかし、キャピタル・タワーの占領という作戦はもう終わったと思っているアイーダは別の道を模索していたので、行きがかりもあってビーナス・グロゥブを目指すことになる。

このあたりを整理するのが第3作になる。ザンクト・ポルトでもトワサンガのシラノ5でも争いと意見対立が収まらず、アメリアのアイーダにとっては技術体系の総元締めであるビーナス・グロゥブを見ておく必要に迫られ、キャピタルのベルリにはスコード教の総元締めであるビーナス・グロゥブを見ておく必要があったのだ。

とか書いていると飯が食えなくなるからこの辺でやめておこう。とにかくGレコは面白い。

そうそう、「ヘルメスの薔薇の設計図」のことがこの第2作から取り上げられているが、冒頭のところでそれがラヴィアンローズと関係あると匂わせるシーンがあった。おそらくリギルドセンチュリーではラヴィアンローズのことは忘れ去られているだろうから、ああいう形で匂わすのは良い方法だと思ったな。

ラヴィアンローズは移動式の宇宙ドックで、宇宙世紀のあいだ新造され続け、ずっと宇宙で整備を担当してきた自力航行可能な宇宙港(スペースドッグ)。宇宙世紀は1500年から2000年間、外宇宙に進出してまで戦争を継続してきたので、膨大な量の設計図および整備マニュアルが保管されていた。そのデータを「ヘルメスの薔薇の設計図」とこの世紀では呼びならわしているのだ。

☆5.0。








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