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「Gレコ ファンジン 暁のジット団」vol:36(Gレコ2次創作 第8話・後半) [Gのレコンギスタ ファンジン]

「ガンダム レコンギスタの囹圄」


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第8話「フルムーンシップを奪え!」後半



(アイキャッチ)


メイドが放った銃弾はベルリのパイロットスーツをかすめて後ろの壁に当たった。部屋を物色していた女はふたり。どちらもかなり大柄である。

パイロットスーツの胸をはだけていたベルリの首にG-メタルが輝いた。それを見たメイドの血相が変わり、ふたりの大柄な女がベルリに飛び掛かってきて、首に掛けてあったG-メタルを奪い去った。

ベルリ「いい加減にしろ!」

ベルリは組み付いて首を絞めてきた女を払いのけて、なおも組み伏せようと襲い掛かってくる女を払い腰で投げ飛ばした。女はそのまま大の字になって伸びた。

もうひとりの女はG-メタルを手に部屋を飛び出して逃げようとした。その瞬間、後ろから飛んできたターニアに吹き飛ばされ、廊下に転がった。この女もターニアよりはるかに大柄であったが、ドレッド軍で極地急襲部隊にいたターニアはたやすく女を組み敷いてその手からG-メタルを奪い返した。

女はなおも抵抗して、スカートの中から発信器らしきものを取り出して指でスイッチを押した。ターニアはそれを払いのけて、応援にやってきたベルリが銃を取り上げて発信器を足で踏みつぶした。

ターニアからG-メタルを受け取ったベルリはそれを首から下げてシャツの中に仕舞い込み、パイロットスーツのジッパーを高く上げて奪われるのを防いだ。

ターニアは通信機で先ほどの旧家臣団に連絡をした。老人では心もとないと心配になったものの、駆けつけてきたのはレジスタンス活動家だった若者たちであった。彼らは王政時代に平和だったトワサンガが、民政に移行した途端に軍国主義のようになってしまったことに反発してレジスタンスに加わった学生らで、旧王家とは繋がりのないただの領民たちであった。

ベルリとターニアに首根っこを押さえられたメイド姿のふたりの女は、彼らに引き渡された。ターニアはどうやら彼らと内通してドレッド軍の情報を流していた人物だとわかった。やってきた男たちはベルリの顔をしげしげと眺め、やがて代表者が口を切った。

その若者はスラックスにセーター姿の、髪を撫でつけた普通の学生だった。

学生A「あなたがベルリ王子ですか?」

ベルリ「一応そうなっているみたいです」

学生A「この先どれだけあなたと直接お話しできるかわからないので、この機に申し上げておきますが、我々学生は王政復古は望んでおりません。トワサンガはあくまで共和制で行くべきです。統治の方法はいろいろあるでしょうが、貴族社会を復活させるような真似はやめていただきたいのです」

ベルリはそれを聞いて喜び、笑顔で頷いた。






アイーダ・スルガンは胸に輝くG-メタルを見つめていた。

アイーダ「カーヒル大尉がG-セルフを奪い取ってきたとき、それに乗り込んだわたしは自分だけが動かせたことに有頂天になって当たり前のようにこれを受け取ったけれど、こうしたものを託すわけだから、当然そこには大きな意味があったはず。いまになって思えばそれが何かはわからないけど、レイハントン王というわたしの本当のお父さまの願いとはいったい何だったのだろうか? こうしてアメリアで政治家になってみて、王というものの重みを少しは感じる知性が育ったかもしれない。王は生まれながらにして王であって、選挙を経ないで人々を導く役割を負う。レイハントン王はトワサンガの王だ。すべてのトワサンガの住民を導かなければいけない。トワサンガの住民の間にはムタチオンの恐怖があった。それは主にビーナス・グロゥブ発祥のものだけど、宇宙で長く暮らしていれば突然変異が大きくなって人は人でなくなっていく。その恐怖がトワサンガの住人にあったからこそ、ノウトゥ・ドレット将軍はレコンギスタを目指し、住人の支持も得ていた。だからジャン・ビョン・ハザム政権も承認された。ヘルメス財団とビーナス・グロゥブというものがある以上、住民の支持なくしてハザム政権はなかったはずだ。トワサンガはわたしがあのサウスリングの家を離れたとき、王政から民政へ移行する革命が起こっている。その革命は当然より上位者であるヘルメス財団が承認したと見做さなければならない。もしそれが起こらないとするなら・・・、そのときはヘルメス財団を疑うことになる。ヘルメス財団とスコード教を疑うというのは、宇宙の秩序の根本的な否定がなければ無理だ。では疑うとしたら何を疑えばいいのか・・・。それは、レイハントン王を疑うしかない。なぜトワサンガだけが王政だったのか。レイハントンが誰かから王位を簒奪したのなら、革命は承認されるがその場合は元の王家へ王位は移譲されるはずだ。深く歴史に傷を残しもする。トワサンガにはそのような歴史はない。レイハントン王家は最初から王家であったのだ。初代レイハントンという者がいて、王位を継承してきた。だがなぜレイハントンだけが王であったのだろうか? ビーナス・グロゥブに王はいない。地球にも王はいない。トワサンガにだけ王がいる。ビーナス・グロゥブ、トワサンガ、地球とヘルメス財団の考え方が貫かれているのに、トワサンガだけに王家があるのはなぜだろう? 王家の成立は戦争と深く結びつきがある。王になるのは戦争の英雄であって、文官は英雄にはならない。ではレイハントンはいつの時代の戦争の英雄なのか? 戦争で何を成し遂げたのか? ビーナス・グロゥブがそれを認めるほどの大きな成果とは何だろう。トワサンガに王がいなければ成り立たない何かがあるはずだ。フォトン・バッテリー運搬の中継地点であるなら、そこに王などいらない。王がいなければ成り立たない何か・・・」

G-メタルの輝きは、政治の道を歩み始めたアイーダに大きなヒントを与えようとしていた。






シラノ-5を飛び出したディアナが操縦する中距離用ランチは、2000人分の衣料品とウィルミット・ゼナムを乗せて月の表側に向かおうとしていた。

ウィルミットは月をこれほど間近に見たことがなかったので、荷物に押しつぶされそうになりながら窓に張り付いて砂に覆われた白と黒の光景に見入っていた。

ランチはフルムーン・シップをかすめて通り過ぎた。

ディアナ「お母さまにお尋ねしたい。この大きなものはいったい何でしょうか?」

ウィルミット「これは惑星間を移動できる大型の宇宙船です。金星まで行けるのです。この同型の船であるクレッセント・シップという船はこんな複雑な形状なのにこのまま大気圏突入をやったそうです」

ディアナ「やはり間違いないのですね。(目を光らせる)」

ランチが月面に近づくと岩をくりぬいて作られたハッチが開いて船を収容した。そのまま何度もエアロックを潜り抜け、ようやくそれは着陸した。

ディアナ「ここは酸素があります。どうぞお降りになってください。わたくしどもの仲間を紹介いたしましょう」

ディアナはコンテナ部分の扉を開いて船を降りると、そのまま誰かを待っているかのように立ち止まった。そのあとをウィルミットが続いた。ウィルミットは月に降りるのは初めてで、月の6分の1の重力に慣れておらず、おっかなびっくりな足取りで彼女のあとをついていって立ち止まった。

すると突然前方の扉が開いて全裸の男たちが気勢を上げながらなだれ込んできた。突然の出来事にウィルミットは驚き、そのまま失神してしまった。

ディアナ「(怒った口調で)倒れてしまったではないですか! 2000着、靴も含めて用意してあります。早く着替えておしまいなさい。(支えていたウィルミットを指さし)誰かこの方を医務室へ。医務室は使えますね? 医務室に運んで手当をなさい。女たちの服も用意してあります。早く着替えて」

一番先に洋服に身を包んだ女性がウィルミットの肩を抱えて運んでいった。

ディアナ「早く服を着なさい! ハリー、ハリー・オードはおりませんか?」

ハリー「姫さま、ここに。少々お待ちください。(急いで着替えを済ませ駆けつける)設備の復旧は8割方終わっております。大型艦などはいましばらく時間が掛かりそうです。生産設備なども順次復旧中でございます」

ディアナ「よろしい。モビルスーツは?」

ハリー「いつでも」

ディアナ「ではすぐに出撃体制を整え、月の裏側に係留してあるフルムーン・シップという船を奪ってきなさい。あれは足の長い汎用性の高い船で、金星へ行けたり、大気圏突入が可能なようですから」

ハリー「(恭しく頭を下げ)ご命ずるままに。(すくと背筋を伸ばし)スモーを出す。準備しろ」






ハッパ「なにィィィィイイイ!」

モビルスーツの頭だけで宙を浮かんで逃げていたハッパとドニエルは、強い衝撃にコクピットの中で上へ下へと転がり回った。

整備不良で途切れがちなモニターに映っているのは銀色のG-セルフであった。接触回線によってふたりをモビルスーツのある場所まで案内したキャピタル・アーミーの男が映し出された。彼はG-セルフに乗って追いかけてきたのだ。

兵士「何かありましたか」

ドニエル「これ、頭だけで飛ぶじゃないか。どうなってんだ!」

兵士「自分は下っ端なのでわかりません。とりあえず降りてください」

ドニエル「(小声で)ハッパ、逃げろ」

頭部だけで飛行するこのモビルスーツは、かなり強い推進力を持っていた。銀色のG-セルフの両手に捕まれながらかなり暴れたものの、脱出には至らなかった。

兵士「おねがい(通信が途切れる)すよ。手数をかけさせないでください」

銀色のG-セルフはそのままサウスリングの方角へと飛行した。

ドニエル「オレたちをセントラルのデッキに送ってくれなきゃ困るじゃないか」

兵士「あのメガファウナというのはアメリアの船籍でしょ。アメリアの戦艦ならば、当然アメリアの正式な出動命令で動いているはずですよね。法王さまが宇宙へ亡命するという非常事態時になぜアメリアがトワサンガにやってきたのか調査中なのです。それがハッキリするまではお返しできません」

ハッパは見慣れない計器類に苦心しながら、ようやく相手との通信を切断することに成功した。

ハッパ「これでG-セルフには聞こえなくなったはずですけど」

ドニエル「(顔をしかめ)やはりあのジムカーオ大佐というのは怪しいな。船が接収されでもしたら大変なことになる。なんとかせにゃ。メガファウナに連絡はとれんのか?」

ハッパ「やってみます」

ふたりが頭だけのモビルスーツの中で対応策に躍起になっている間にも銀色のG-セルフは飛び続け、夜のサウスリングの農村地帯に入っていった。その道路を走る1台の車の前に着陸すると、両手で持っていた頭を小脇に挟み、左手でその車の行く手を防いだ。

銀色のG-セルフはスピーカーを使って車に呼び掛けた。

兵士「そちらから救援要請の信号が出ておりますので全員車内から出てください。従わない場合は治安維持法に基づいて発砲する可能性があります」

この警告によって車の中にいた男たちが出てきた。その中にベルリの姿もあった。

ドニエル「ありゃベルリじゃないか。いつこっちに着いたんだ?」

ハッパ「艦長! メガファウナに通じました」

ドニエルは大声で叫びながらマイクを探したが見当たらなかったのでそのまま叫び続けた。

ドニエル「副長! G-アルケインでサウスリングへ救援に来てくれ! ベルリもいる。すぐにだ!」

副艦長「了解。すぐにルアンを出します」






屋敷を物色していた怪しい女ふたりを連行していた旧レジスタンスの学生たちとベルリは、レジスタンスのアジトとして利用されていたログハウスへと向かっていた。

ターニア・ラグラチオン中尉は調査のために屋敷に残っていた。

そこに現れたのが塗装すらされていない銀色のG-セルフであった。その見たことのないG-セルフは、両手に何か丸いものを持っていた。1番驚いたのはベルリであった。彼は車の窓から身を乗り出して目を見張った。

ベルリ「G-セルフ?!」

学生B「YG-111でしょ。見たことがあります」

G-セルフはそのまま車の前に着地して左手で進路を塞いだ。レジスタンスの学生たちは恐怖に怯えた顔で互いを見つめ合った。G-セルフがスピーカーを使って呼び掛けてきた。

学生A「救援要請が出ているってどういうことだ?」

ベルリは気づいて縛り上げたふたりの女から発信器を取り上げた。それはベルリが奪って破壊したものと同型の装置で、投げ飛ばした方の女が隠し持っていたのだ。

ベルリ「しまった。もう1台あったのか。(女をキッと女を睨みつける。学生たちを振り向き)ここは仕方がありません。相手がモビルスーツじゃ勝ち目がない。いったん降伏しましょう」

ベルリが車から降りると銀色のG-セルフが持っていた丸い物体のハッチが開いてドニエル艦長が顔を出した。ベルリが駆け寄るとハッパもぬっと首を伸ばして顔を半分だけ出した。

ドニエル「こっちに来て乗れ!」

ベルリ「ダメですよ。車には学生が乗っているんです」

学生A「人質も乗ってます」

そこへルアンが搭乗するG-アルケインが飛んできて銀色のG-セルフと揉み合いになった。ドニエルらが乗る首だけのモビルスーツは地面に着地した。ベルリが駆け寄るとその身体をドニエルが引っ張り込み、ベルリは頭部だけのモビルスーツのコクピットに入ってしまった。

G-セルフはアルケインを振り切り、学生らが乗っていた車ごと奪って逃走した。学生らは全員降りて無事だったが、メイドに化けてレイハントンの屋敷に潜入していた女性ふたりは奪われてしまった。

ドニエル「ルアン、こっちは無線が不調なんだ。すぐにメガファウナに出港するように伝えろ」

ルアン「はいよ」

ベルリ「(ハッチから身を乗り出しながら)レジスタンスのみなさん! 必ず戻ってきます! それまで生き延びてください!」

ベルリの声に学生たちは手を振って応えた。






ベルリ「(ハッチを閉めて)どうなっているんですか?」

ドニエル「話はあとだ。メガファウナの行動が問題になってる。とにかくフルムーン・シップを奪って姫さまの命令を遂行する」

ハッパ「ベルリはパイロットなんだからこれを何とか動かしてくれ」

ベルリ「(モニター周りを見渡して)こんなの無理ですよ。ユニバーサルスタンダードじゃないと」

ルアン「(モニター越しに)メガファウナ、出港しました」

ドニエル「とにかく話はあとだ。シラノ-5から脱出するぞ!」

頭だけのモビルスーツとルアンのG-アルケインは、サウスリングの港へと急いだ。モビルスーツ用ハッチを開けて外に出ようとしたとき、機体が激しく揺れてドニエルらは再びひっくり返った。

ドニエル「何があったんだ!」

モニターに映ったルアンがしきりに下を指さしている。何が起こったのか最初に察知したのはハッパだった。

ハッパ「身体が勝手に飛んで来たのか?」

ドニエル「(少し怒って)何があったんだ」

ハッパ「倉庫に置いてあったこのモビルスーツの首から下が勝手に飛んできて合体したみたいなんです。もしかしたら身体の方にもパイロットがいる?」

ベルリ「いないでしょ?」

ルアン「前方、ウーシア2機! 2時の方向からunknown 10機、もっと? たくさん来てます!」

ドニエル「(映っていないモニターをドンドン叩きながら)メガファウナを探せ! ルアン、メガファウナに救援要請だ。いいか、ベルリはメガファウナに乗り移ったらすぐさまG-セルフで出ろ」

ベルリ「これもモビルスーツなんでしょ? 戦えないんですか?」

ハッパ「動かせないっていったのはベルリだろう! こっちは必死なんだ! 無茶いうな!」






ハリー「ターンXだとッ! なんであんなものがこの宙域に! 皆の者よいか、ターンXには構うな。現状の戦力で叶う相手じゃない。あの巨大なフルムーン・シップという船に取りつくんだ!」

兵士「了解」

ハリー・オード率いる金と銀のスモー隊はすぐさま方向を変えてフルムーンシップへと向かった。

それを見たドニエルはルアンに対してunknown(スモー隊)を追い払うように指示した。ルアンはG-アルケインを変形させてスモー隊に近づきつつ高出力対艦ビーム・ライフルでフルムーンシップに近寄れないように牽制した。スモー隊はいったん離れて距離を置いた。

ハリー「レイハントンのウソ吐きどもめ。何がスコード教だ。自分らはああやって新型を開発しているではないか。(気を取り直し)だが相手は1機だ。あの赤いのを落とすぞ!」

ターンXという機体に乗っていると知らないままのドニエルたちは、変形したG-アルケインで離れていったルアンを見送ると、ついで追いかけてきたウーシアと交戦しなくてはならなくなった。メガファウナの船影は確認できたものの、どうやらモビルスーツの攻撃を受けているらしく、なかなか近づいてこなかった。

ハッパ「ウーシア来ましたよ。どうすりゃいいんだ? 何か武器は?」

見たこともない文字で一杯のスクリーンに戸惑うハッパを見かねて、ベルリとドニエルが横からいろいろ口出しするので余計に混乱するばかりであった。いよいよウーシアが迫ってきたとき、その2機はなぜか突然挙動がおかしくなり、続いて大破してしまった。

それを途切れがちなモニターで確認したものの、3人には何が起こったのかさっぱりわからなかった。

ドニエル「なんでこのモニターはちゃんと映らないんだ!」

癇癪を起こしたドニエルが拳でコンソールを叩きつけると、またしてもガクンと衝撃があって警告表示が出現した。驚いた3人はしばらく動かず黙っていたが、どうやらまたしても首が外れたのだとわかって急いでメガファウナへと向かった。

首の外れたターンXは、大の字に両手を広げた姿のまま月に引き寄せられていった。






何とか砲撃をかいくぐったベルリたちは、モビルスーツデッキへと滑り込んだ。デッキ内には酸素がないため、ザンスガットが簡易エアロックをターンXの頭部に押し当て、3人を中に入れた。そこには2着のノーマルスーツを抱えたアネッテ・ソラが待っていた。

ドニエル「頼んだぞ、ベルリ」

ドニエルとハッパはアネッテ・ソラが用意したノーマルスーツに足を突っ込み、ヘルメットを被るとそれぞれの持ち場に急いだ。

ハッパ「G-セルフでフルムーン・シップを起動してくれ。あとあの頭だけのやつ、使えないから外に捨ててくれないか」

ベルリ「了解です。(コクピットに乗り込む)G-セルフ、出ます!」

G-セルフはターンXの頭部を抱えて出撃し、ハッチを出るなりすぐさまそれを捨てた。するとその頭部は自律的に方向を変え、月の方角へと飛んでいってしまった。

艦長席に着座したドニエルは、全速でフルムーン・シップを目指すように指示した。

ドニエル「副長、すぐに50人揃えてフルムーンシップに乗り込む準備だ。ステア、操縦変わってあちらのブリッジに入ったらすぐに発進できるよう準備だ」

ステラ「わたし、やるの?」

ドニエル「他に誰がやるんだ? クレッセントシップと同じだ。ギゼラ、お前も向こうに乗り込め」

副長とステラ、ギセラたちはブリッジを離れた。






トワサンガから出撃してきたモビルスーツはすべてキャピタル・アーミーのものだった。主力はウーシアだが、カットシーも混じっている。

ベルリ「ジュガン司令もベッカー大尉もいないのに、なぜこいつらは戦いに出てくるんだ?」

オリバー「大丈夫なのか、ベルリ」

ベルリ「ここは任せます!」

G-セルフは加速をかけた。フルムーン・シップの宙域ではルアンがスモー隊相手に奮戦していた。数に劣るために、ルアンは距離を空けて砲撃しながら敵がフルムーンシップへ近づくのを阻止していた。その間をくぐるようにベルリのG-セルフはメインエンジンルームへと滑り込み、G-メタルでエンジンの起動をかけた。

ベルリ「でも、ブリッジで操作しないと動かない!」

思い切ってメインエンジンルームを飛び出したG-セルフは、ビームライフルを撃ちながらスモーの間に飛び込んでいった。あっという間に2機が撃墜されたが、金色のスモーはビームをかいくぐって接近してきた。2機はビームサーベルを打ち付けあってすぐさま距離を置いた。

ハリー「まさか、(G-セルフを∀ガンダムと誤認する)ホワイトドール? レイハントンはあんなものまで。(そこへメガファウナが突っ込んでくる)いかん、戦艦か。クソッ、諦めるッ! こちらはターンXを回収する」

ベルリ「なんだあのモビルスーツ。どこのものなんだ? まさかディアナ・ソレルの軍隊なのか?」

ルアン「相手は引いた。ベルリ、帰還するぞ」

ベルリ「了解です、ルアンさん。(通信を切ってヘルメットを外す)母さんのこと、ノレドとラライヤのこと、法王さまのこと、ディアナ・ソレルのこと、ジムカーオ大佐のこと、何もかも中途半端だけど、ぼくにはぼくの役割があるはず。姉さんを信じて突き進むしかないんだ」

ベルリは一口だけ水を飲むと、ゆっくりとフルムーン・シップに抱かれたメガファウナへと戻っていった。


(ED)


この続きはvol:37で。次回もよろしく。



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